菅野智之 けいれんで緊急降板も「期待しているようなことにはならない(笑)」 無事強調し次回も先発へ

[ 2025年3月31日 06:53 ]

ア・リーグ   オリオールズ1ー3ブルージェイズ ( 2025年3月30日    トロント )

デビュー登板後、囲み取材に応じたオリオールズ・菅野(撮影・杉浦 大介通信員)
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 オリオールズの菅野智之投手(35)が30日(日本時間31日)、敵地で行われたブルージェイズ戦でメジャー初先発マウンドを踏んだが、5回にけいれんのため緊急降板するアクシデントに見舞われた。

 4回までに73球を投げ、4安打2失点、1三振、2四球。初回の先頭打者に四球を与えるなど、立ち上がりは制球に苦しんだものの、尻上がりに調子を上げた。5回も続投すべくマウンドに上がったが、両手に異変が生じ、ハイド監督、フレンチ投手コーチ、トレーナー、通訳が急きょ、マウンドへ。話し合いの末にそのまま降板となった。「4回のマウンドにいるときから左のグローブの中でつっていて、ちょっと嫌だなと思っていて、マウンドに行く前に右手もつり始めていて、1球投げたら、もう指はくっついちゃっていたので、ちょっと難しかったです」。自分ではコントロールできないアクシデント。無念の途中降板となった。

 プロ13年目のベテラン右腕でも、メジャーデビュー登板は平常心ではいられなかった。「想像していた通り、素晴らしい空間だなと思いましたし、あんなに初回からストライクが入らなくなることは人生で一度もないんですけど、いい経験になったと思います」。1点の援護をもらって迎えた初回、緊張感から緊張で制球が定まらず、先頭のビシェットをストレートの四球で歩かせた。

 続くゲレロを左飛、サンタンダーを右飛に打ち取って2死としたが、まだ硬さが取れない。4番・ヒメネスに左中間二塁打されて2死二、三塁とされ、5番・スプリンガーに85・1マイル(136・9キロ)のスライダーを中前に逆転の2点適時打を運ばれた。それでも6番・ワグナーからメジャーで1個目となる空振り三振を奪って、何とか初回の登板を終えた。

 2回は落ち着きを取り戻し3者凡退。3回は1死からゲレロの右前打、サンタンダーに四球で一、二塁とされたが、後続を抑えて追加点を許さなかった。4回も1死から遊撃内野安打を許したものの、その後を抑えた。

 チームはそのまま試合に敗れ、菅野は負け投手となった。デビューマウンドは4回4安打2失点、1三振、2四球、防御率4・50という結果となった。両手の状態が心配されるが「つっただけなんで。そういうあなたたちが期待しているようなことにはならないと思います」と報道陣に、いたずらっぽい笑顔を向けた。

 ハイド監督も「次も先発はできるだろう」と見通しを口にした。ベテランでさえも緊張から体に異変を生じたデビュー戦。次回登板が本領発揮の場だ。

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