阪神・村上に青柳がエール 投手の中でも一番最初に勝ちが付く開幕投手の“特権”を楽しんで

[ 2025年3月25日 05:15 ]

村上(左)にエールを送った青柳
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 フィリーズとマイナー契約を結んだ前阪神の青柳晃洋投手(31)が23日(日本時間24日)、開幕投手を務める阪神・村上頌樹投手(26)に本紙を通じてエールを送った。23年から合同自主トレを行ってきた後輩の成長に目を細めつつ、自身も23年から2年連続で任された栄えあるマウンドでの心持ちなどを助言。マイナー契約からメジャー昇格を目指す中、海の向こうから村上の背中を押した。 

 僕が渡米してからは連絡は取っていなくて、頌樹が開幕投手に決まったことは記事で見ました。才木か頌樹と思っていたので特に驚きはなかったですけど、一年にNPBで12人しか上がれない栄えあるマウンド。本当に素晴らしいことだし、胸を張って投げてほしいですね。時差がありますし映像はなかなか見れていないですけど、オープン戦の結果もチェックしていました。(新球の)スライダーが効いてるみたいな場面もあったし他の球種との球速帯を考えても凄く良い取り組みだと思います。

(1月自主トレ成長実感/) 昨年まで一緒にプレーしてきて成長を感じるのは、しっかりと自分の考えを伝えられるようになったこと。1月の自主トレが始まる前に頌樹が“今年はゆっくりやります”と言ってきたんです。その時には監督から開幕投手を通達されていて、当然僕には言えなかったと思います。そんな中でしっかりと目標を見据えて調整のペースをはっきり伝えてきたところが僕はうれしかったし成長したんだなと。活躍する前の頌樹なら言われたことをこなすだけになったでしょうし僕には言えなかったと思います。自主トレでも他の選手に助言を求められることもあって発言も増えました。自分の経験を言葉で伝えられるようになったことが素晴らしいなと感じてました。人としても野球選手としても成長しています。

 偉そうに言うつもりはありませんが、開幕投手を経験した身として言えることは…間違いなく緊張はする、ということ(笑い)。自分が初めて開幕投手をやらせてもらった23年に能見さんに言われたんです。開幕戦は特別で自分だけじゃなく、後ろの野手もみんな緊張している。確かにそうだなと。実際、23年に京セラドームで投げた時は後ろ向いたら野手のみんなも凄く緊張していて。周りが見えている余裕があったんでしょうね。

 あとは投手の中でも一番最初に勝ちが付く“特権”を楽しんでほしいです。ピッチャーにとって勝ちが付くって心の安定になるんです。周りが1勝、2勝してて自分が3試合良いピッチングしても勝ちが付かない時って結構、焦るんですよね。

 頌樹はもう僕が動画見てアドバイスする選手じゃないので。もう“村上さん”なんで(笑い)。純粋に応援しています。今年も無事に一年活躍してほしいなと。一年に12人しかできない大役。何年もできないかもしれないし、そこを意気に感じてやってほしい。僕もメジャーのマウンドに上がれるように、頌樹に負けない活躍を日本に届けたいです。(フィラデルフィア・フィリーズ投手)

 ▽青柳の初開幕投手 22年に矢野監督から指名されたが、直前の新型コロナ感染により断念。翌23年、岡田監督の指名を受け、3月31日のDeNA戦(京セラドーム)で初の大役を務めた。2回に自己最速タイの149キロを計測するなど、4回まで完全投球。5回2/3を2安打1失点の好投でチームを6―3の勝利に導き、自身も白星を手にした。

 ≪青柳はメジャー昇格目指し奮闘中≫青柳は招待選手としてメジャーキャンプに参加してきたが、15日にマイナーキャンプへの合流を通告された。オープン戦では4試合で計3回を投げて防御率12.00。結果を残せず「悔しい。結果を出せていなかったのも現実」と心境を語っていた。開幕はマイナーで迎えることが濃厚だが、今はシーズン中のメジャー昇格を目指して奮闘中。「しがみついてやっていきたい」と前を向いている。

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