【センバツ】春初勝利の西日本短大付・西村監督「中野がよく踏ん張ってくれた」打線は「いいところが出た」

[ 2025年3月20日 11:45 ]

第97回選抜高校野球大会第3日・1回戦   西日本短大付6―0大垣日大 ( 2025年3月20日    甲子園 )

<西日本短大付・大垣日大>完封勝利を挙げ、山下(右)とグラブタッチをかわす西日本短大付・中野(撮影・北條 貴史)
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 38年ぶりの出場となった西日本短大付(福岡)が大垣日大(岐阜)に快勝し、春初勝利を挙げた。

 3回まで無安打だったが、打順が2巡目に入った4回、先頭・奥駿仁(3年)が中前打でチャンスメークすると、1死二塁から3番・斉藤大将(3年)が中前適時打を放ち先制。4番・佐藤仁(3年)も適時二塁打で続くなど、この回、打線がつながり3点を奪った。

 5回も2死三塁から佐藤の適時三塁打などで2点を追加。さらに7回には斉藤が先頭で左翼へ大きな打球を放つと、大垣日大の左翼手が捕り損ね、フェンスに向かって打球が転がる間に一気に加速。最後は三塁ベースも蹴って生還し「ランニング本塁打」が記録され、今大会第1号をマークした。

 投げては先発・中野琉碧(3年)が大垣日大打線に8安打を浴びながらも粘り強く投げ抜き完封勝利した。

 試合後、西村慎太郎監督は「中野がよく踏ん張ってくれた。立ち上がり、球が高いかなと思ったがしっかり皆で守り切ってくれた」とエースをねぎらった。

 そして4回の3得点に「奥が先頭で出て雰囲気が変わった。奥がランナーで出て斉藤、佐藤でつないでいくのがうちの得点パターン。非常にいいところが出たんじゃないかなと思います」とうなずいた。

 斉藤のランニング本塁打には「もともと足の速い子ですので、なかなかそういう場面に出くわさないので斉藤のいいところが出た。斉藤ならいけるという思いで見てました」と笑みを浮かべた。

 大垣日大も8安打を放つなど、食らいつかれたが勝敗を分けたポイントとして「流れとして、4回にエンドランを大垣日大さんがかけた時にセカンドライナーで少しこちらに運があるのかなって見ていました。どちらに流れるか心配しながら見てました」と運も味方にしたと振り返った。

 次戦に向けて「とにかく1つでも多く素晴らしい経験をして、いいところを出して」とハツラツとプレーしてほしいと選手たちに願った。

 西村監督は同校OBで日本ハム・新庄監督とは同級生。昨夏の甲子園での戦いを新庄監督が生観戦するなど話題を集めた。西村監督は「新庄のおかげで野球部、学校も、子供たちに自信を与えてくれている。彼には感謝しかない」とし「一つだけマネをしたいのは…とにかく選手をよく観察しているのを感じる。人のいいところをみつけて、選手をその気にさせるのが上手だなと。気配り、目配り、心配りができる監督じゃないかなと思っています」とチームを指揮するという同じ立場で新庄監督の手腕を称えた。

 そして、「身体能力は彼は別格だった。テレビで言っているのと中身は違う。高校のときは凄かった。練習もやっていましたね。(選手には)能力だけじゃないよと。人の倍やるとか、可能性を伸ばすとか、新庄の話をよく出します。いい報告ができればと思っています」と学生時代の新庄監督は持って生まれた身体能力に加え、努力もしていたことを選手たちに伝えているとし、同級生に胸を張れるよう勝ち進みたいと誓った。

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