阪神・高寺が初の開幕1軍当確! 初決勝打でOP戦6打点目でトップに並ぶ「しっかり集中していければ」

[ 2025年3月13日 05:15 ]

オープン戦   阪神3ー2西武 ( 2025年3月12日    ベルーナD )

<西・神>5回、阪神・高寺は適時内野安打を放つ(撮影・大森 寛明)
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 阪神は、12日の西武戦(ベルーナドーム)に3―2で勝利し、連敗を3で止めた。「2番・二塁」で先発出場した高寺望夢内野手(22)が2―2の5回2死三塁で適時二塁内野安打を放ち、オープン戦、公式戦を通じて1軍では自身初となる決勝打をマークした。これで前川と並んでオープン戦トップの6打点とした高卒5年目内野手は、初の開幕1軍入りが確実な情勢。今春キャンプでは若手野手MVPにも指名された“藤川チルドレン”が、ブレークの予感を漂わせる。

 今春開花しつつある若虎の「強み」が発揮されたのは、5回だった。同点に追いつき、なおも2死三塁。高寺の俊足が、価値ある1点をもぎ取った。

 「仕留められてはいないですけど、ああいうヒットも必要というか。ヒットはヒットなんで良かった」

 相手2番手・甲斐野が投じた初球、154キロの直球をはじき返した打球は二塁ベース右方向へ。二塁手・滝沢が追いついて素早く一塁送球したが、50メートル走6秒0の快足が、わずかに勝った。結果的にチームを勝利に導いた一打は、キャリア5年目の22歳にとってオープン戦、公式戦を通じて1軍では自身初の決勝打となった。これで昨季までプロ通算2打点の男が、今オープン戦6打点。前川と並んでトップに立ち、その「クラッチヒッター」ぶりを発揮している。

 若虎の躍動に、今春キャンプで若手野手MVPに指名した藤川監督も目を細める。「しっかり振って、ファーストまで全力で走ってもぎ取ると言いますか…足があるとね。そういう部分は結果につながってる」。要所で果たした仕事を評価した。

 この日は「2番・二塁」で先発出場。6回からは三塁に回ってフル出場を果たし、無失策で終えた。5日の中日戦(甲子園)では、初回に三塁守備で悪送球。ミスにも萎縮しない、たくましい姿を求める指揮官は三塁に回した意図を説明した。

 「ミスが出たポジションに、わざわざ入れている。最後はサードの動きも非常に良くてね。シーズンが始まればまた違った緊張感が出てきますから。そのいい準備として、へこたれるんじゃないというところではガンガンいきますけどね」

 すでに開幕後を構想しているかのような言葉からも、初の開幕1軍は確実な情勢。その可能性について問われた指揮官は「ケガ(する可能性)がありますから。どんな選手に対しても“明日”があってほしいと願っています」と話すにとどめたが、逆に故障さえなければ有力候補であることを示唆した。

 「何でもいいので、結果を出せるように。一打席一打席、しっかり集中していければ」

 一塁ベンチ裏から帰りのバスまで続く長い階段を上がりながら、高寺は前だけを向いて言葉に決意を込めた。“スタートライン”に立つまで、あと少しだ。(遠藤 礼)

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