パナソニック・宮崎恭輔 持ち前のパンチ力磨き正捕手獲得狙う 「薩摩おいどんリーグ」では特大の左越え弾

[ 2025年3月13日 11:00 ]

薩摩おいどんリーグの中大戦で左越え3ランを放ったパナソニック・宮崎恭輔(提供写真)
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 冬の取り組みが現れた一撃だった。パナソニックで入社2年目を迎えた宮崎恭輔捕手(23)。2月22日に行われた「薩摩おいどんリーグ」の中大戦で、持ち前の長打力を見せつけた。1点を追う2回無死一、二塁。初球の内角寄り直球を捉えると、左越えへの逆転3ランとなった。

 「バントがあるというしぐさをしていたので、バントを警戒している部分もあったと思います。相手がバントをやらせに来たかなというところを、狙い打つことができました」

 両翼95メートルのビーラインスポーツパーク姶良野球場の外野後方にあるネットを越えていった特大弾。飛距離120メートルを生んだパンチ力は、昨年12月に参加した沖縄でのウインターリーグが一つのきっかけとなった。

 その際、現地のコーチ陣から「打ち損じの打球がヒットになれば打率は上がる」と助言されたことで、平均の打球速度をアップさせることに注力。ウエートトレーニングはもちろんのこと、重さ3キロのメディシンボールを用いて体幹の強化に励んだ。5種類程度のメニューを組み、高い出力を発揮することを強く意識。スイングスピードは従来より平均で3~4キロもアップし、MAXで125キロを計測するようになった。

 「キャッチャーとしては一つ一つのスキルを向上させていくことが大事。昨年はスローイングの面で苦労したので重点的に取り組みつつ、ピッチャーから信頼されるために、もう一段階、レベルを上げたい」

 打力があるがゆえに一塁やDHで起用されるケースもあるが、本業である捕手のスキルアップにも貪欲だ。二塁送球における平均タイムの目標を「2秒を切る」に設定。投球を捕球してからの握り替えを磨くことで、0コンマ1秒の短縮にチャレンジしている。キャッチング、ブロッキングの地道な練習にも汗を流す日々。久保田拓真、小山翔暉、川上翔大との定位置争いはハイレベルな激戦区でも、その分、やりがいがある。

 「都市対抗、日本選手権に出るのはもちろんですが、出るだけではなく、勝ち続けなければ意味がない。絶対に勝ち続けることを目標にやっていきます」

 国学院久我山(東京)では3年夏に「4番・捕手」として甲子園に出場。同校にとっての甲子園初勝利に貢献した。慶大では4年秋に打率・370、3本塁打、13打点でリーグ優勝に貢献。その後の明治神宮大会も優勝へと導いた。大舞台での勝負強さは折り紙付き。今年こそ2大大会で輝きを放つ。

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