日本ハムの育成右腕・松岡、自己最速154キロで1回完全!支配下復帰目指す右腕を新庄監督も絶賛

[ 2025年3月6日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム3―2西武 ( 2025年3月5日    エスコンF )

<日・西>9回に登板し最後を締めた松岡(撮影・高橋 茂夫)
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 支配下復帰へ猛アピールだ。日本ハムの育成右腕・松岡洸希投手(24)が5日、西武とのオープン戦の9回に登板し、1回をパーフェクトに抑えた。自己最速を1キロ更新する154キロもマークし、新庄剛志監督(53)も今春キャンプから好投を続ける横手投げ右腕を絶賛。22年の“現役ドラフト1期生”が再び1軍のマウンドに立ってみせる。

 オープン戦はあくまでも多くの選手にとって調整の場だ。だが、育成の松岡にとっては違う。勝負の毎日で大事なアピールの場。気合十分の投球で試合を締めた。

 「(登板間隔は)空いちゃったんですけど、ずっといいイメージを持って投げられていたのでそのイメージだけを持っていた。あとはもう、気持ちです」

 1点リードの9回に登板した。先頭の外崎の4球目に、自己最速を1キロ更新する154キロの直球でファウルを取ると、最後も「これまで出たことがない」という速さの146キロのフォークで空振り三振。後続も打ち取り、1回パーフェクト投球を見せた。新庄監督も「良くないですか。ボールの勢いもあるし、変化球の曲がる場所が去年と全然違う。打者が振りにいく手前で変化しているので、凄くいい」と褒め称えた。

 22年に初めて実施された現役ドラフトで加入。ただ、状態が上がらずに過去2年で1軍登板はなし。23年オフに戦力外通行を受け、育成契約を結んだ。野球人生の崖っ縁。今オフは「誰が見てもクビだったと思う」と背水の陣で迎えている。

 最大の変化は左腕の使い方だ。これまでは一塁側に引くように腕を動かしていたが、これでは開きが早くなってしまっていた。そこで「打者に向かっていけるような腕の使い方にした」と肘とグラブを打者方向に真っすぐ向けるようにフォームを改造。変化球ともに切れが増し「投球の中の一つを変えるだけで全然違う。今はマッチしている」。2月15日の紅白戦でも2奪三振で1回無失点の好投をしており、好アピールが続く。

 万波や野村らチームの主力が最も多い00年生まれの“黄金世代”。ただ、昨年11月に札幌市内で同学年会を開催した際に、1人だけ1軍出場をしておらず、CS(クライマックスシリーズ)についての会話に入ることができなかった。「凄い楽しかったけど、僕だけ話に入れなかった。その時に“頑張ろう”という気持ちになった」と心を奮い立たせた。新庄監督は、まだ実績のない選手を積極的に起用して成長させるのが得意。松岡もまだ1軍登板は西武時代の通算7試合のみだ。支配下復帰を夢見る男が、今年の“覚醒候補生”に名乗り出た。(田中 健人)

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