日本ハム・万波 台湾の大歓声に「謝謝!」決勝2ラン 初代総統・蒋介石の本名と同じ「中正」で大人気

[ 2025年3月2日 06:00 ]

交流試合   日本ハム3―0台湾・統一 ( 2025年3月1日    台北 )

<日本ハムvs台湾・統一>4回、先制2ランを放つ万波
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 日本ハム・万波中正外野手(24)が1日、交流試合の台湾・統一戦の4回に今季実戦1号となる決勝2ランを放った。名前の「中正」が、台湾で敬意を込めて「委員長」と表現される初代総統・蒋介石の本名「蒋中正」と同じなど、台湾でも注目を浴びる中での一撃。2万7066人の観衆の大歓声に応えるアーチだった。

 手を振りながらゆっくりと歩く万波に、台湾ファンの拍手と歓声が降り注いだ。ヒーローインタビューを終えて、大スターのように台北ドームを一周。もはや、敵味方は関係なかった。

 「最高です。CSとか大事な試合のようなテンションだったので、いい結果になると思っていた。ファンの方がエキサイトしてくれて打てた」

 最高に“エキサイト”したのは4回2死二塁だ。甘く入った直球を完璧に捉え、左翼席へ運ぶ決勝2ラン。手首が早く返る悪癖を矯正するために打撃改造中だった。だが、今キャンプの実戦は8試合で打率・176と低調。それでも「引っかけずに、変化球マークの中でうまく直球に反応できた」と納得の今季初アーチを打てたのは収穫だった。7回には左翼線二塁打。歓声に2安打2打点で応えた。

 不思議な縁がある台湾で注目度は上がるばかりだった。理由は名前が初代総統の蒋介石の本名「蒋中正」と同じで、現地で敬意を表する時に使う「委員長」の呼び名を万波にも使うほどだ。さらに、日本にも進出し、タピオカミルクティーなどでも有名な台湾の人気紅茶専門店「萬波(ワンポ)」が「万波」の旧字体。親しみを覚えるファンが多く試合前のメンバー発表から大きな拍手も起きた。「スタメン発表の時に歓声をいただいて改めて(人気を)実感した。派手な、分かりやすい活躍をしたかった」と笑顔を見せた。

 台北市内には、蒋介石の死後に建てられた「国立中正紀念堂」もあるが「睡眠より優先すべきものはないので…」としつつ「できれば行きたい」と目を輝かせた万波。ヒーローインタビューでは中国語で「謝謝大家来球場(球場に来てくれてありがとう)!」とあいさつし、また拍手喝采を浴びた。(田中 健人)

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