巨人・マー君 初実戦1回零封に「ホッ」 改良重ねた縦振りフォームで10球料理

[ 2025年2月25日 05:30 ]

オープン戦   巨人1―2ロッテ ( 2025年2月24日    那覇 )

<巨・ロ>先発の田中将(撮影・長久保 豊)
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 巨人田中将大投手(36)が24日、ロッテとのオープン戦で移籍後初実戦登板を果たした。先発で1イニングを投げ、無安打無失点と新天地での再起へ上々の第一歩だった。直球の最速は145キロを計測。キャンプから縦回転を意識した「縦振り」のフォームへの改良を地道に重ね、角度のついた球筋は力強かった。開幕ローテーション入りへ、新たな背番号11を背負い、順調に滑り出した。

 この瞬間を歓迎するように暖かな陽光が差し込んだ。太陽と、ファンからの拍手に包まれ田中将はマウンドに上がった。「縦振り」の新フォームで1回を無安打無失点に封じると、安堵(あんど)の笑みが広がった。

 「とりあえずホッとした。しっかりと少ない球数で、ゾーン内に投げてバッターを打ち取ることができたのは良かったと思います」

 先頭の高部への初球から144キロを計測し、直球は今キャンプ最速の145キロをマークした。高部は一塁失策で出したが、ソトはスプリットで注文通りの遊ゴロ併殺に。続く山本は3球で一飛に仕留めた。同じく新加入の甲斐と、今キャンプ初バッテリーの息もぴったりだった10球。掲げていた2月中の実戦登板を終え「感覚的なところで使い方だったり意識っていうのは明らかに変わっている。その中で予定通り投げることができてホッとして帰れる」と笑った。リリースポイント一つみても、昨季の投球フォームよりも高く、違いは明らかだった。

 キャンプ初日から久保巡回投手コーチと二人三脚で取り組んだのが、体が縦回転に近い「縦振り」のフォーム。序盤はマウンドで本来とは反対向きの逆傾斜で投げるなど、さまざまなドリルを繰り返して染み込ませた。まだ完成形ではないが現状を知るために登板した愛弟子を、久保コーチは「おとこ気があっていい。球も十分じゃないですか」と評価。阿部監督も「修正しているところをしっかりやってくれたのでそれで十分」とうなずいた。

(次戦中5日[ヤク]戦/) 次回は中5日で3月2日のヤクルトとのオープン戦(東京ドーム)で2イニングを予定。その後も順調に調整が進み、毎週日曜に「サンデー・マー君」として実戦を重ねれば、開幕3戦目の同30日ヤクルト戦に向かう可能性もある。現状は若手と先発ローテーション争いの真っただ中だが「割って入っていきたい。若い選手の勢いに負けないように、僕も勢いを持っていきたい」と引くつもりはない。この日の登場曲に選んだのは、昨年一度しか流せなかったももいろクローバーZの「Burn your Beat」。昨季0勝の屈辱からはい上がり、完全復活の時はもうすぐだ。(村井 樹)

 ▼巨人・杉内投手チーフコーチ 投球術は持っているので。ああしてゴロを打たせる技術は持っているし、あとは出力の問題でしょうね。

 ▼ロッテ・高部(一失)ちょっと間の取り方が長くなっていた。僕らを見ているのかなと。もちろん良いピッチャーです、間違いなく。

 ▼ロッテ・ソト(遊ゴロ併殺打)高めの要求にも投げられていたし、変化球も低めに集め、とても良かったと思う。

 ▼阪神・嶋田宗彦スコアラー 順調なんじゃないか。良かった時の状態に戻ってきているように見えます。

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