阪神・前川 新相棒は唯一無二の極細 イチロー型、ムネリンモデルで飛躍期す

[ 2024年12月5日 05:15 ]

SSKスタッフ会議に出席し、来季使用予定のバットを手にする阪神・前川 (撮影・須田 麻祐子)
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 阪神・前川が、大阪市内で行われたSSK社の「プロスタッフ会議」に参加し、来季は「イチロー型バット」でさらなる飛躍を狙うことを明かした。

 「今までは(バットの先端からグリップまでが)太い感じだったんですけど、細めのタイプになりました」

 熟考の末、たどり着いたのは操作性の高い相棒だった。長さ33・5インチ(約85センチ)、重さ880グラムは標準的だが、今季使用したものよりも先端部からグリップにかけての形状を極めて細くし、振り抜きやすさを重視。日米通算4367安打のイチロー氏を慕い、バットも同型を使用するSSK社のアドバイザリースタッフ・川崎宗則(現BC・栃木)に近いモデルを選択した。

 前川に用具を提供する同社の担当者によると「今の日本の強打者は、太い形状のバットを好む傾向にある」という。高卒3年目を終えた前川自身もプロ入り後は太いバットを好んできたが、今回は逆をいく。振り抜きやすさを重視する21歳は、手に取って感触を確認。「これで行ってみたい」と決断に至った。

 「同社で契約しているプロ選手で、川崎宗則さんのモデル自体を使っている選手は今はいない」と担当者が目を丸くするほど、唯一無二の“極細”バットで来シーズンに臨むつもりだが、臨機応変に構えている。今季序盤から使用した自身のバットと「振り抜きやすさ」の合った梅野モデルを折衷した、少し軽い870グラムのバットも作製。当面は形の違う“二刀流”で打力を磨いていく方針だ。

 「(今季は116試合出場で)残りの30試合ぐらい出ていない。出るためにはコンスタントに結果を残さないといけない」
 来季、さらに活躍すれば「前川右京モデル」誕生も見えてくる。(石崎  祥平)

 ○…前川は、2日に開催された実行委員会で12球団に正式に通達された牛骨によるバットの「表面加工」を今オフに既に実践したことを明かした。高知県安芸市での秋季キャンプ中に試したという。打撃練習では「打感は全然違いました。打った時の音も違う」と感想を口にした。牛骨でバットの表面をゴリゴリとしごいて木目を詰める加工を施すと、打者は音の響き方や感覚が良くなるとされている。

 ≪西純は「青備え」で心機一転≫
 西純は、来季の用具を「赤備え」ならぬ「青備え」でそろえる。来季から用具提供を受けるSSK社のプロスタッフ会議に参加。「見させてもらったんですけど、青が凄くいい色だなと思った。(来季からホーム用の)ユニホームも白黒になるので青も合うかなと」。入団から主に赤基調のグラブを好んで使用してきた右腕は、グラブに加え打撃時の手袋や肘当てなども青の採用を決定。今季1軍で4試合の登板にとどまった23歳は「“気持ち新たに”という意味で」と用具から心機一転を図る。

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