フリーマン 2回のマチャドに当てた送球ミス反省「私たちも同じことをした」指揮官「アピールはできない」

[ 2024年10月9日 13:57 ]

ナ・リーグ地区シリーズ第3戦   ドジャース―パドレス ( 2024年10月8日    サンディエゴ )

一塁走者のマチャド(右)は二進の際、フリーマンの送球が直撃(AP)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が8日(日本時間9日)、パドレスとの地区シリーズ第3戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で第1戦以来2試合ぶりの中前打を放ち、テオスカー・ヘルナンデス外野手(31)の満塁弾をおぜん立て。1点差に迫ったが、大谷の安打はこの1本のみでチームも惜敗。1勝2敗とパドレスに王手をかけられた。

 2回に内野陣のミス連発から奪われた6失点が重くのしかかった。3回にT・ヘルナンデスの満塁弾が飛び出して1点差に迫ったが、パドレスが8回2死から守護神スアレスを投入する執念の采配で逃げ切られた。大谷は9回も打席が回ってくることを信じて肘当てを装着し、バットを手に準備していたが、3者凡退に終わった。

 2回に無死一塁から一塁へのゴロを処理した一塁フリーマンが送球コースを消そうと内側を走っていた一塁走者マチャドに送球を当てて無死一、三塁にピンチが拡大。さらにボガーツのゴロを処理した遊撃ロハスが間に合わない二塁ベースを踏もうとしたがセーフとなり、一塁も間に合わず最悪のオールセーフ。三塁走者が還って同点とされた。さらにペラルタの2点二塁打、タティスの2ランなどで一挙6点を奪われた。ベンチに帰るとビューラーはグラブを投げつけ、さらにベンチに置いてあった黒い箱をベンチに投げつけるなど大荒れだった。

 フリーマンは試合後、2回に送球をマチャドに当て6失点につながったプレーについて言及。「あの場面で何か違うことはできなかっただろう。芝生の上を走っているわけではない。彼は素晴らしいプレーをしたと思う。(同じ立場なら)私たちも同じことをしていただろう。キャンプからそういう練習をしているし、そう教えられている」と自らのミスを認めて反省した。

 デーブ・ロバーツ監督はこのフリーマンのプレーについて「アピールはできない。リプレー検証できるプレーではない。マニーは素晴らしい走塁をした」と説明した。

 右足首痛をこらえて強行出場を続けるが、負けたら終戦となる第4戦に向けてフリーマンは「今日と同じ気持ちで、できる限りのことをするだけ。明日は再び集まって、また最初からやり直す。明日何をしなければならないかはみんなわかっていると思う。私たちはここから抜け出さなければならない。相手チームのブルペン投手は素晴らしい。明日ここに来て良い打席を送るだけ」と力を込めた。

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