大谷翔平 無安打も2打点で日本選手歴代2位タイ108打点 4安打で9得点のMLB7度目の珍事でM9

[ 2024年9月17日 10:57 ]

ナ・リーグ   ドジャース9-0ブレーブス ( 2024年9月16日    アトランタ )

試合後、ロバーツ監督(右)とハイタッチするドジャース・大谷(ロイター)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。第3打席は遊ゴロ併殺崩れ、第4打席は野選でそれぞれ1打点を挙げて今季108打点とし、2004年の松井秀喜に並ぶ日本選手歴代2位に浮上した。大谷は4打数無安打で、チームも4安打ながら9得点を奪う大リーグ史上7度目の珍事でブレーブスに大勝して2連勝。この時点で地区優勝マジックを9とした。

 第1打席は見逃し三振に倒れたが、第2打席は3回2死三塁の先制機。左腕フリードの初球がワンバウンドとなって捕手がはじくと、三遊間を守る三塁手の動きを見て大きくリードを取っていた三塁走者ロハスが好判断でスタートを切って先制のホームを踏んだ。その後、大谷はストレートの四球で歩いた。大谷は盗塁のチャンスが訪れたが、スタートを切ることはなく、次打者ベッツが見逃し三振に倒れた。

 第3打席は2―0の5回1死一、三塁の場面。ここは初球の外角速球を打ち損じて遊ゴロに倒れたが、大谷は俊足を飛ばして相手の併殺完成を阻止し、1打点を稼いだ。さらに次打者ベッツの打席でスタートを切る場面があったが、カウント0―2と追い込まれていたこともあってベッツがファウルにし、盗塁はならなかった。その後ベッツは空振り三振に倒れた。

 第4打席は3―0の7回1死満塁。対大谷対策で投入された左腕バマーの初球スイーパーを引っかけて二塁へのゴロとなったが、三塁走者ロハスがまたも好スタートでホームイン。野選で大谷に1打点が記録された。さらにベッツの犠飛、T・ヘルナンデスの適時打、フリーマンの3ランでこの回6点を加えた。

 ドジャースが4安打以下で9得点を奪うのは、2021年6月4日以来球団史上2度目で、大リーグ史上では1901年以降の近代野球で7度目の珍事。両チームともに4安打ながらドジャースは9得点、ブレーブスは無得点の対照的な結果となった。大谷は108打点とし、リーグ打点トップのブルワーズ・アダメズにこの時点で1打点差に迫った。

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