山本由伸お帰り!復帰登板は4回3安打1失点8K 最速157キロ ベンチ戻り指揮官、大谷と笑顔

[ 2024年9月11日 12:03 ]

ナ・リーグ   ドジャース-カブス ( 2024年9月10日    ロサンゼルス )

<ドジャース・カブス>3カ月ぶりに復帰登板を果たしたドジャース・山本由伸(撮影・沢田 明徳)
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 ドジャースの山本由伸投手(26)が10日(日本時間11日)、本拠でのカブス戦で右肩故障からの復帰後、初登板。4回3安打1失点8奪三振と力投した。

 初回は先頭・ハップをカーブで空振り三振に仕留めると次打者・スワンソンはスプリットで2者連続三振。さらに、3番・鈴木誠也も2ボール2ストライクからの7球目、外角いっぱいに97・6マイル(約157キロ)の直球を投じ見逃し三振。圧巻のピッチングを披露した。

 2回も先頭・ベリンジャーをスプリットで空振り三振に仕留め、試合開始から4者連続三振。ただ、パレデスにファウルで粘られ8球目の浮いたスプリットを左前に運ばれた。続くブッシュはスプリットで空振り三振に仕留めたものの2死からホーナーに初球の直球を中前に運ばれ一、二塁にピンチを広げると、8番・クルーアームストロングの痛烈なゴロを一塁手・フリーマンが弾き、その間に二塁走者・パレデスが生還。先制点を与えてしまった。この一打は失策ではなく一塁内野安打と記録が発表された。

 それでも3回は再びハップ、スワンソン、鈴木とカブスの上位打線を3者連続三振に仕留めた。

 4回は1死からパレデスに中前打を許したが、ブッシュを一ゴロ併殺に仕留め、ピンチの芽を摘んだ。

 最速は初回の鈴木への4球目、97・9マイル(約157・5キロ)だった。メジャー移籍後の最速は6月7日のヤンキース戦でスタントンに投じた98・4マイル(約158・4キロ)だった。

 デーブ・ロバーツ監督がこの日の山本の球数について「50~60球」としており、4回59球を投げ終えると、ベンチで指揮官とハグ。ナインともハイタッチし、笑顔を見せた。大谷にはお尻を叩かれ、白い歯を見せた。5回からは2番手・ブレージャーがマウンドに上がった。

 山本は6月15日(同16日)に先発したロイヤルズ戦で右上腕の張りを訴えて2回、わずか28球で緊急降板。翌16日に右肩腱板の炎症で負傷者リスト(IL)入りした。2度のマイナーでのリハビリ登板を経て、この日が約3カ月ぶりの復帰登板となった。

 前日9日はブルペンで11球を投じ、最終調整。「長く期間が空いたので、凄く楽しみ」と久々のメジャーマウンドに胸を弾ませ、相手先発・今永との日米通じて初の投げ合いに「同じ試合で登板するのは凄くうれしい。しっかり自分の投球ができるように、落ち着いてプレーしたい」と意気込んだ。

 今季は離脱前の時点で14試合に登板し6勝2敗、防御率2・92の成績を残している。

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