【甲子園】プロの素質持つ“横綱”青森山田・関&東海大相模・藤田に注目

[ 2024年8月14日 05:00 ]

<長野日大・青森山田>9回2死、最後の打者を空振り三振に仕留めた青森山田・関(撮影・大森 寛明)
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 【全49校登場 元DeNAスカウト部長・吉田孝司】有望選手が少なくスカウトにとっては寂しい大会となっている。この日で出場校が一回りしたが、視察したスカウトも少なかった。

 既に高校生トップ評価を受けている報徳学園・今朝丸を除けば投手の「横綱」2人は青森山田・関、東海大相模・藤田。ともに長身を感じさせないほど体をコントロールでき、球威もある。関は大学進学濃厚で、藤田はプロ入りも視野。ともにプロで活躍するだけの素質がある。関東第一・坂井も支配下指名を受けられるレベルまで評価を上げた。広陵・高尾はまとまりがある。2年生は有望で、健大高崎・石垣は今秋ドラフトでも指名されるレベル。大阪桐蔭・中野、木更津総合・川端らは今後注視したい。

 野手の「横綱」2人は健大高崎・箱山、東海大相模・金本。箱山は打撃でも守備でも高校No・1捕手であることを実証した。金本は2年生ながらボールへのアプローチがうまく、ミート力、パワーを両立する逸材で世代を代表する打者に育つかもしれない。内野手では花咲徳栄・石塚も力強い打撃と強肩で上位指名を狙える。早実の宇野も打撃と足が光っていた。(元DeNAスカウト部長)

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