巨人・大城卓三“体じゅうあざだらけ”も「全然大丈夫です!」 阿部監督も絶賛「外せない5番」

[ 2024年8月4日 17:51 ]

セ・リーグ   巨人4―1ヤクルト ( 2024年8月4日    東京D )

<巨・ヤ>初回、先制2点適時二塁打を放ちポーズを決める大城(撮影・会津 智海)
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 巨人の大城卓三捕手(31)が4日のヤクルト戦(東京D)で先制&決勝の2点適時二塁打を含む2安打を放ち、勝利に貢献。東海大相模、東海大の先輩でもある菅野智之投手(34)の2年ぶり2桁勝利達成を一塁手としてアシストした。

 この日も「5番・一塁」に入って先発出場。初回、ヘルナンデス、岡本和の連続四球で築いた2死一、二塁のチャンスで入った第1打席で相手先発の44歳左腕・石川が3ボール1ストライクから投じた5球目、真ん中付近にきたカットボールを叩いた。

 会心の当たりではなかったものの、滞空時間の長い放物線を描いて中堅フェンスを直撃。一気に2人の走者をホームに迎え入れ、これがチームの決勝点となった。8回の第4打席では4番手右腕・石山から中前打を放ってつなぎ、続く坂本の2カ月ぶり適時打を演出した。

 試合後、お立ち台に上がった大城卓は「先制点がほしかったんで。チャンスの場面で自分もしっかり打てて良かったです」と第一声。「手応えはあんまり良くなかったんですけど。でも、はい、あの………良かったです」と続けた。

 一塁に回ってから打撃好調が続いているが、自身の調子については「まだまだやらなきゃいけないと思いますし、はい。これからも、いい場面でいっぱい打てるように頑張りたいなと思います」とどこまでも謙虚な選手会長。

 1日の阪神戦(甲子園)では右脇腹に死球を受けて途中交代するというアクシデントもあった。この日のテレビ中継のなかでは、実況アナウンサーが大城卓と一緒に風呂に入ったという球団スタッフから聞いた情報として“体じゅうあざだらけ”という事実を紹介していたが、ファンが心配する体のコンディションについても「全然大丈夫です!」と力強く言い切った。

 一塁手として見守った先輩・菅野の投球については「あの…本当に…はい。あの、テンポよく…はい。非常に………あの…最少失点で抑えてくれてたので、はい。あの…自分もこういう試合で打てて良かったです」となぜか?歯切れの悪い口ぶりで語り、ベンチから見ていた菅野がニヤニヤ笑いながら首をひねる仲良し丸出しの場面もあった。

 阿部慎之助監督(45)も「気付けば(打率も)2割7分くらいまできているしね。外せない5番ですよね、守備に(目を)つぶっても」とその存在感を絶賛。

 週明けの6日からは首位・広島をスタートに中日、阪神と9連戦が続く。大城卓は「来週は9連戦ですけど、しっかりチームとしていっぱい勝てるようにやっていきますので、来週も熱いご声援よろしくお願いしま~す」と最後まで“癒し系”の語り口でスタンドのG党と菅野をなごませていた。

 

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