高野連「7回制ワーキンググループ」設置発表「大きな転換点に立っている」部員数減少、酷暑など考慮

[ 2024年8月2日 17:18 ]

阪神甲子園球場
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 日本高野連は2日、理事会を開き、7回制について検討する「高校野球7イニング制に関するワーキンググループ」を設置したと発表した。

 同グループでは、少子化などによる部員数の減少や気候変動の影響などによる社会環境の変化、投球数抑制によるケガ防止など選手の健康面への配慮など、広い視点で日本の高校野球に資するか否かを検討していく。

 同グループは今年の6、7月と過去に2度開かれており、今後も複数回開催して、7回制導入に伴う長短所の整理や諸外国での実施状況の分析を進める。

 同連盟の井本亘事務局長は「大きな転換点に立っているのではないかと考えている。少子化の問題、中学生の受け皿などいろんな状況の中で部活動をやりたい生徒の減少が見込まれている。肩肘など球児の健康問題、気候変動が様変わりする中での社会環境の変化も加味しながら、100年以上応援していただいてきた高校野球をいろいろと考えていかないといけないという思いがある。こうした広い視点で普及にどうつながっていくかを検討していこうということで(高校野球7イニング制に関するワーキンググループを)立ち上げ、いろんな意見を出し合っていただいている」と説明した。

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