【大谷翔平と一問一答③】リハビリ中に気持ちが落ち込むことは「2回目はもうそういうものだと思っている」

[ 2024年7月16日 07:05 ]

<MLBオールスター2024>会見で質問に答える大谷(撮影・西尾 大助)
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 ドジャースの大谷翔平投手(30)が15日(日本時間16日)、テキサス州アーリントンで16日(同17日)に開催されるオールスター戦の前日会見に参加した。オールスター戦にはナ・リーグの「2番・DH」で出場する。

 大谷の一問一答は以下の通り。

――ドジャース・ロバーツ監督と打撃理論について話すことはあるのか?
 「監督と打撃理論はあんまりないですかね。基本的にそこは打撃コーチの範囲ではあるので。打撃コーチとはもちろんケージワークする時にも話しますし、ミーティングの時にももちろん話します。そこは自分のバッティングもそうですけど、チームとして今日の試合で取り組んでいくポイントであったりとかはもちろん話します」

――ドジャースは結構ミーティングでみんなでアイデアを共有していろんな意見を出しているように見える。
 「ミーティングに出てないのに何でわかるのかちょっとわかんないですけど(笑い)。どのチームももちろんやってるのではないかなと思います。僕は(メジャーで)2チーム目なので他のチームと比較することはできないんですけど、ミーティングはしっかりやっていると思います」

――今年は外で打撃練習をしていないが、肘のことを考慮してなのか、理想的な打撃ができているからなのか?
 「中(室内ケージ)で十分できているということと、外で振ることでプラスももちろんありますけど。自分の中で今の段階でマイナスになっていくことの方がちょっと多いかなと思ってるので、中の打撃だけやっています」

――マイナスになることというのは?
 「遠くに飛ばすためのスイングの方にシフトしていく傾向があると思う。それはもちろん人によってはいい場合も、僕の状態によってももちろんいい場合はありますけど、今はどちらかといえばどういう打ち方をすれば飛距離が出やすい、いい角度で上がっていくという方向にフォーカスした方がいい。中でそっちの方を優先的に、打球を見ない方向でやっています」

――自身の打撃でイメージ通りにできている部分とこれから打撃で強化したいことは?
 「打撃は基本的には毎年マイナーチェンジしていっている。その中でいい方に転ぶ時もあれば、悪い方の感覚に進んでいく時もある。それは一概にこれだけやってればいいことではない。悪いところも含めて、今年の打撃の感覚だと思う。それを今年後半戦、これから先、悪いところも含めて改善できれば。いいところはいいところでそのままやっていけばいいですし、その中で見えてくるものがあると思う。これっていうことではなくて、全部が自分にとっては大事かなと思います」

――リハビリの現状と今後の見通しは?
 「今の感覚はだいぶ前回の感覚よりは、前回の手術の感覚よりだいぶ進んでると思う。右肩上がりではもちろんきてるかなとは思います。その中でもまた1歩下がって、また少し上がっていくっていうこれから先の、手術のプロセスの段階の方がそういうのが多いと思う。もちろん1回目で慣れてはいますけど、そこは理解しておく必要あるかなとは思います」

――1歩下がってという瞬間は気持ち的に落ちるのか?
 「1回目はもちろんありましたね。でも2回目はもうそういうものだと思っているので、あんまりそう思うことはないかなと思います」

――バットを置くルーティンも始めたが、ストライクゾーンへの意識は今年特に強くなった?
 「もう毎年ずっと、野球始めてからそうですけど、ボール球は降りたくないし、ストライクだけをもちろん振りたいっていうのがバッターだと思う。むしろその作業だけ、みんな集中してやっていると思う。シンプルですけど、そのためのやっぱりいろんなやらなきゃいけないこと、工夫しなきゃいけないことだと思う。基本的にはそこだけしっかりできていれば、バッティングはどんどん向上していくのかなと思います」

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