日本ハム サヨナラ勝ちで勝率5割復帰 延長10回、田宮が決めた 途中出場でも打って走って

[ 2024年7月16日 22:01 ]

パ・リーグ   日本ハム5ー4楽天 ( 2024年7月16日    エスコンF )

<日・楽>10回、サヨナラ打を放ち喜びを爆発させる田宮(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムは16日、エスコンFで楽天と対戦。延長戦の末、途中出場の田宮裕涼捕手(24)の一打でサヨナラ勝ちし、勝率を5割に戻した。

 4-4の延長10回、先頭打者の奈良間が一塁へ執念のヘッドスライディングで内野安打。7回から代走で出場していた田宮が2死二塁から、前進していた相手中堅の頭上を越える二塁打を放って勝負を決めた。

 中盤までは重たい展開だった。

 今季ここまで6勝を挙げている山崎が先発登板も6回途中3失点で降板。打線も6回まで無得点と苦しんだ。

 しかし、7回1死一、二塁から郡司の適時打で1点を返し、なおも2死一、二塁。楽天はここで4番手左腕・ターリーがマウンドへ。4番・レイエスがターリーから8号となる逆転3ランを放った。

 新庄監督もベンチから飛び出して大喜びし、ナインとハイタッチ。レイエスとも抱擁して称えた。

 だが、3番手・杉浦が踏ん張れず、逆転直後の8回、同点に追いつかれた。9回には松本剛が好守を見せるなど追加点を阻止すると、直後の攻撃で田宮が左前打で出塁。さらに次打者・万波の打席で盗塁を試みた。一度はアウトと判定されたが、リクエストで判定が覆ってセーフとなり、無死二塁とチャンスを広げた。犠打と申告敬遠で1死満塁としたが無得点。それでも集中力を切らさず、10回の劇的勝利につなげた。

 田宮は今季、規定打席未満も打率・318。球宴にはファン投票、選手間投票両方で選出されている。

 ▼田宮 奈良間がヘッドスライディングを見せてくれたので、まわってきたらかえしたいと思って打席に立った。打った感じは良かったので抜けてくれと思いながら走っていた。僕の強みは打って守って走ること。しっかりできてよかった。

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