大谷2号キャッチしたカ軍ファンはグラウンドに投げ返した!「敵軍の本塁打球は投げ返すのが伝統」

[ 2024年4月6日 06:05 ]

大谷のホームランボールを投げ返したカブスファン
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 ドジャースの大谷翔平投手(29)が5日(日本時間6日)、イリノイ州シカゴの敵地リグリー・フィールドで行われたカブス戦で2試合連発の2号2ランを放った。

 2―6の5回無死一塁。右腕ヘンドリックスのチェンジアップを右翼ポール際に運び、本塁打球をキャッチしたカブスファンがグラウンドに投げ返し、大きな歓声が沸き起こった。

 大谷の本塁打球をグラウンドに投げ返した熱狂的カブスファンのジム・リッチさん(48)は「この球場では相手チームの本塁打はグラウンドに投げ返すのが伝統だ」ときっぱり。大谷にとってリグリー・フィールドでプレーするのは初めてで初本塁打で、もし持ち続けていれば価値が高まった可能性があるが「投げ返したことに後悔はあるかって?いや、ないよ。私はここにいるカブスファン全員の1人だから」と話した。

 一方、自身が球場で購入したナチョスが本塁打球を捕った勢いで吹っ飛んだらしく「大谷の本塁打球の価値なんて分からないよ。僕のナチョスがいくらか知ってる?それだけは交換してほしいね」と笑い飛ばし、「翔平は素晴らしい。彼はリーグにとって素晴らしい選手。偉大です。野球界にとって素晴らしい選手」と大谷の才能を称えた。

 大谷は3日に本拠地ドジャースタジアムで移籍初アーチを放ったが、キャッチしたファンがサイン入りグッズと交換に応じた一方で、球団側の対応に不満を訴え、米メディアやファンの間で物議を醸していた。

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