ソフトB開幕ローテ争いは最終局面 12日巨人戦でオープン戦初登板の石川柊太が“一発快投”や!!

[ 2024年3月12日 06:00 ]

キャッチボールするソフトバンク・石川(撮影・岡田 丈靖)
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 争いは最終局面を迎える――。ソフトバンクはきょう12日から巨人3連戦、15日から西武3連戦を行う。来週のオープン戦ラスト5試合はベストメンバーで臨む方針で、今週の6試合が開幕ローテーションを決める重要な判断材料となる。きょう12日は右前腕部の張りのために出遅れていた石川柊太投手(32)が今季1軍初登板初先発。逆転の6枠入りを目指してマウンドに上がる。

 春季キャンプから続いた開幕ローテーション入りを巡るサバイバル。開幕を翌週に控えた19日の阪神戦からラスト5試合は本番モードに突入するため、今週のオープン戦6試合でほぼ決着がつく。きょう12日の巨人戦(鹿児島・平和リース)には右前腕部の張りのため出遅れていた石川が今季1軍で初登板初先発。逆転をかけ“一発勝負”に挑む。

 「自分は今回投げてから次が決まる状況。そういう立場。開幕までに戦わせてもらえるので、シーズンと同じ気持ちで投げたい」

 この日、筑後ファーム施設の室内練習場で行われた投手練習後に覚悟を口にした。春季キャンプ中に右肘に張りが出た影響で調整のペースを落とし、自慢のパワーカーブの投球も控えたが、1日から投球の制限を解除。7日に2軍の練習試合で今季の対外試合初登板を迎え、2回を2安打無失点だった。今回は中4日での登板。「計画的にやれる立場ではないので、相手打者と戦う前に自分と闘う」。4イニング、60球程度を予定しいる。

 開幕ローテーションは有原、和田が内定している。有原は15日の西武戦、和田は19日の阪神戦に登板予定で仕上げの段階に入る。また10日のロッテ戦では今季から先発に転向するモイネロが4回1失点と好投。小久保監督は「3月の終わりから入ってほしいと思ってます」と、開幕3戦目となる31日のオリックス戦での先発を示唆した。

 実質的に残りは3枠とみられる。今日からの巨人3連戦は12日に石川に加えて板東も登板し、13日に東浜、14日に大津が投げ、次カードの西武3連戦では16日に大関が先発する予定。さらにスチュワートも西武戦のいずれかに2番手以降での登板を予定していて、候補たちが競い合う。

 投手練習を見守った中田投手コーチは「全員はローテに入れない。(倉野、若田部投手コーチと)3人で合致した投手になると思う」と話した。首脳陣を振り向かせるには好投が必須条件。石川は「自分がやってきたことを出せば結果は出ると思う」と自らに言い聞かせた。 (井上 満夫)

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