【ダルビッシュと一問一答】開幕戦で大谷と初対決「勉強して臨みたい」山本とは「シーズンで絶対投げ合う」

[ 2024年3月12日 08:18 ]

パドレス・ダルビッシュ有(AP)
Photo By AP

 パドレスのダルビッシュ有投手(37)が11日(日本時間12日)、アリゾナ州ピオリアでのオープン戦・マリナーズ戦に先発。4回を59球3安打1失点にまとめた。試合前には日本投手としてはヤンキース・田中将大に並び最多となる2年ぶり4度目の開幕投手を務めることが発表された。登板後の主な一問一答は以下の通り。

 ――今日の投球について。
 「体があんまりいい状態ではなかったですけど、その中で変化球、カーブであったり速いカットボールであったり、いろいろ球を投げながら修正して、シーズンのような感じでアジャストできたかなと思います」

 ――課題、テーマはあったのか。
 「カーブと速いカットボールを使いたいなと思って多めに投げました」

 ――悪い中でシーズンへのいい練習ができた。
 「そうですね。でも真っ直ぐ、スプリット、カーブはまあまあ良かった。スライダー系が自分の中ではいい感覚ではなかったので、そのスライダーがあまり使えない中でああいうピッチングができたので良かったと思います」

 ――3回のオープン戦登板で開幕を迎える。
 「あと9日間、10日間ですか、しっかり調整していい体調で迎えたいなと思います」

 ――2年ぶり4度目の開幕投手。後輩の田中将大と並び日本人最多となる。
 「第1戦を任されるというのは、特に韓国開催というところですごく特別なことだと思うので、しっかり感謝しながらしっかり調整して投げたいと思います」

 ――韓国で投げる意味合い。
 「やっぱり僕は楽しみですね。初めて韓国代表と対戦してからずっと自分は好きで韓国野球とかも追ってきましたから、そういう国でそういうファンの方たちの前で投げられるというのはすごく特別なことなので嬉しいです」

 ――最初の相手がドジャース。大谷翔平との初対戦もある。
 「ドジャース全体と対戦するのが先なので、もちろん楽しみにはしていますけど、これからしっかり、ベッツであったり他のいい選手も含めて大谷くんもそうですけど、勉強して試合に臨みたいと思います」

 ――4日前に伝えられた時の気持ちは。
 「あ、そうですか。という感じで。(笑い)でもシルト監督としてもすごく特別だと思うので、韓国での開催とホームでの開幕というのは。その中で最初に選んでいただいたというのは本当に嬉しかったです」

 ――投げたりなさは。
 「全然、それは。韓国でも75球とかそんなものだと思うので、いい調整ができたと思うので」

 ――昨年WBCよりゆっくりと調整できた。
 「短いと言われますけど、それはスプリングトレーニングが始まった時間が短かっただけで、その前にも時間はあるので自分達もサンディエゴでやってましたし、しっかりと1月から調整はできていると思います」

 ――大谷のイメージは。
 「まったく分かんないですね。これからしっかりと見ます」

 ――マスグローブが先だったが。
 「何となくは分かってました。ずっと開幕第2戦と言われていて、大丈夫かなと思って見てましたけど。(笑い)結構前から考えながら調整したので」

 ――昨秋の故障を経て開幕を迎える。
 「サンディエゴに残って、チームの人、ストレングスコーチもそうですし、理学療法士、トレーナーの方とか、チームに助けてもらいながら、いつもは自分でやるんですけど、でここまで来たのですごく充実感はあります」

 ――山本との投げ合いも期待されていた。
 「山本君が(第1戦、第2戦)どっちか分からなかったので、自分も正式なことを言われたのは最近だったので、何となくそうかなと思っていただけの話なので。開幕戦で投げ合えたら良かったんですけど、どうせシーズンでは絶対投げ合うことになると思うので、その時まで楽しみにしておきたいと思います」

 ――松井裕樹への助言は。
 「絶対に焦るので、日本からあれだけの抑えで来て、他人からの期待より自分からプレッシャー掛ける方が大きいと思うので、そこをなるべく気をそらすような言葉だったり、コミュニケーションを取るように心掛けてました」

 ――気をそらすとは。
 「日に日に前進はしてるんですけど、そこになかなか気付けない、自分では。やっぱり投げられてないということばっかり考えちゃうから、自分が歩んでいるプロセスを分かるように言葉にして伝えるようにしています」

 ――自分の経験から伝えたのか。
 「自分の経験だけじゃなく、他人を見ていてもそうですし、全体的にそうされて嫌がる人はいないので、というところです」

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月12日のニュース