開幕投手内定の日本ハム・伊藤 今季初登板は3.1本拠エスコンFでの春季教育Lのオイシックス戦

[ 2024年2月17日 06:00 ]

ブルペンで投げ込む伊藤(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 開幕投手に内定している日本ハム・伊藤大海投手(26)の今季初登板日が16日、判明した。3月1日に本拠地エスコンフィールド北海道で初開催されるイースタン・リーグの春季教育リーグで、相手は今季から新規参入するオイシックス新潟アルビレックス。稲葉篤紀2軍監督(51)の初陣でもあり、慣れ親しんだマウンドから3月29日の開幕ロッテ戦(ZOZOマリン)に向かう。

 慣れ親しんだマウンドから、伊藤が「3・29」への最終調整に臨む。3月1日に本拠地エスコンフィールド北海道で行われる春季教育リーグのオイシックス戦で、今季実戦初登板することが判明。キャンプ期間中の実戦登板は見送られる形となったが、注目を集める稲葉2軍監督の初陣で今季初マウンドに上がる。

 大半の開幕投手は今月中にも、温暖なキャンプ地で実戦登板を済ませる。しかし、伊藤は入団1年目から3年連続で規定投球回に到達。さらに1年目はシーズン中盤の8月に行われた東京五輪、昨季は開幕直前の3月に行われたWBCに参加するなど、投げ過ぎによる蓄積疲労でシーズン終盤に失速するケースもあった。

 東京五輪で投手コーチを務めるなど、プロ1年目から伊藤を見てきた建山投手コーチは「入団してから、投げ続けていたのが気になっていた」と振り返る。過去の開幕投手経験者とも情報交換した上で、伊藤に実戦を遅めにすることを提案。右腕からも「僕もその方が良いと思います」と回答があり、両者一致で調整法を決めた。

 昨シーズン中から食生活を見直し、体重は5キロ増の人生最重量となる86キロでキャンプイン。3月29日の開幕ロッテ戦は金曜日とあり、キャンプ期間中は毎週金曜日に出力を上げたピッチングを実施するなど、本番を見据えた一週間を過ごしてきた。伊藤自身も「体のコンディションもいい。凄くいい時間を過ごせている」と話す。

 先発ローテーションの柱だった上沢がレイズに移籍。新たなエースとして期待がかかる伊藤の目標は、あくまで年間通してのフル回転だ。建山投手コーチも「ただ開幕戦だけ勝てばいいわけではないのでね。シーズン通して活躍してもらうためだから」と言う。温暖な沖縄でしっかりと体を仕上げ、残り4週間から開幕までのラストスパートをかける。(清藤 駿太)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月17日のニュース