落合博満氏　消える魔球を攻略した童夢くん知らず　巨人在籍時はすでに…

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（70）が9日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。好評企画「オレ流質問箱」に寄せられたさまざまな質問に回答した。

　人気アニメ「エヴァンゲリオン」とミズノ社のコラボTシャツを披露して始まった今回の視聴者からの質問は「昔、ミラクルジャイアンツ童夢くんというアニメがありました。童夢くんのライバルが、中日の落合さんでした。あのアニメ、落合さんは見ていましたか？」だった。

　「ミラクルジャイアンツ童夢くん」は石ノ森章太郎氏が原作の人気野球アニメで、日本テレビ系列で1989年から放送され、子供の野球人気を呼び戻すため、伝説の名投手を父に持つ小学生の主人公・新城童夢がプロ野球選手として活躍する作品だ。また、1988年に完成した東京ドームのイメージキャラクターとして1989年から1991年までの間、東京ドームで巨人の選手がホームランを打つと童夢くん人形が手渡されていた。作品は巨人とセ・リーグの全面バックアップを受け、巨人を含むセ・リーグの各球団に当時在籍していた選手や監督が実名で登場する。

　当時、中日に在籍していた落合氏はアニメの中で童夢くんのナックルを浮き上がらせて打者の目の錯覚を誘う消える魔球「スノーミラージュボール」を攻略した最強打者として描かれている。また、信子夫人と長男で声優の福嗣氏も登場している。

　しかし、落合氏は「見たことありません」と返答。落合氏が巨人に在籍したのは1994年から。ホームランを打った選手に童夢くん人形を手渡す期間が終了していたこともあり、アニメとの接点はなかったようだ。