ドジャース大谷　移籍決断の裏にNBAレジェンドの6年越しのメッセージ「勝つのにこれ以上な場所はない」

NBAレイカーズのレジェンド、故コービー・ブライアントさん（AP）
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　ドジャースの大谷翔平投手（29）が、FA移籍交渉の際にド軍からNBAレーカーズのレジェンド、故コービー・ブライアントさんからビデオメッセージを受け取っていたことが分かった。15日（日本時間16日）、スポーツ専門局「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じた。

　20年1月26日にヘリコプターの事故で亡くなったブライアントさんが、大谷の17年のメジャー挑戦時に撮影された約1分間の動画で、「勝つのにこれ以上な場所はない。ロサンゼルスほど、ドジャースほど、野球界で勝つのに適したチームはない」などというメッセージが収録されているという。

　同記者によれば、2人は面識こそないが、大谷はブライアントさんのチームへの献身的な姿勢や圧倒的な技術などを尊敬しており、自分の名前を呼んだ時に驚き、感銘を受けたという。大谷は「ミーティング（移籍交渉）のハイライトの一つだった」と語ったという。

　大谷は15日の会見でド軍入団の決め手に、「心に残っている言葉として、（オーナーのマーク・）ウォルターさんも含めて、ドジャースが経験してきたこの10年間を彼らはまったく成功とは思っていないということは仰られていた。それだけ勝ちたいという意志が強いんだなということは心に残った」と話していた。NBAが誇るスーパーレジェンドの6年越しのメッセージも大谷の決断を後押ししたようだ。