DeNA 外野手→投手、異色経歴の「ドクターK」ローワン・ウィック獲得へ

[ 2023年12月16日 05:00 ]

ローワン・ウィック公式インスタグラム(@rowanwickk)から

 DeNAが前ブルージェイズ傘下3Aのローワン・ウィック投手(31)を獲得することが15日、分かった。近日中に発表される。

 12年ドラフト9巡目(全体300番目)で捕手としてカージナルスに入団した右腕は、外野手を経て16年から本格的に投手に転向の異色経歴を持つ。

 17年には母国カナダ代表としてWBCにも出場した。メジャーでは全て救援で146試合に登板して6勝10敗20セーブ、防御率3・82。146イニングを投げて160奪三振、奪三振率9・86とイニング数を上まわる三振を奪う「ドクターK」ぶりを発揮してきた。

 今季は3Aで43試合に登板して4勝4敗5セーブ、防御率6・66も、51回1/3を投げて73奪三振。長身から投げおろす150キロ超の直球を軸として、縦に鋭く曲がるパワーカーブなども武器で、DeNAでは試合終盤を任せる救援投手として獲得した。

 チームは、今季加入したJ・B・ウェンデルケンも来季の救援陣の一角として期待されている。一方で山崎が不振で外れ、シーズン中盤から森原が務めた守護神の座は現時点では決まっていない。7年間在籍したエスコバーの退団も決まり、球団は剛球左腕に代わる助っ人の調査を続けていた。その中で熱視線を送り続けてきたウィックの獲得にこぎつけることができた。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年12月16日のニュース