ドラフト総括 育成に自信 オリックス強気の“ポテンシャル枠”

[ 2023年10月27日 05:35 ]

プロ野球ドラフト会議

12球団のドラフト1位指名選手と交渉権獲得選手
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 コロナ禍が直撃した世代で「不作」とされた昨年は9球団が事前に1位指名を公表し、競合選手は2人のみ。「置きにいった指名」でドラマは生まれなかった。今年は10球団が競合し、1位で史上最多7度のクジ引き。「外れ1位」が豊作であることを実証していた。2度クジを外した日本ハムは最速158キロ左腕・細野、ロッテは3度も外しても明大のスラッガー・上田を獲得。例年ならば入札でもおかしくないクラスの選手が残った。だからこそ「競合覚悟」の指名が何度も起きた。

 一方、3年連続リーグVのオリックスが1位で単独指名したのは「ポテンシャル枠」の高卒遊撃手・横山。4位まで全員スケールの大きな高校生の指名が続いた。エース・山本はメジャー挑戦が濃厚だが、山下、東、曽谷ら若手が着実に育ち層が厚く、育成力に自信があるからこその強気な指名。ロッテは度会を外した後に草加、細野と投手を続けて外した。結局、即戦力と期待できるのは2位の日本海・富山の大谷のみ。来季にどう響くか。

 1位で草加を確保した中日は2位で三菱重工Eastの遊撃手・津田、3位で仙台大の遊撃手・辻本と昨年に続き補強ポイントの二遊間を集めた。即戦力投手が一人でも多く必要だったソフトバンクは4位の明大・村田を指名。今秋は不調で評価を落としたが、夏までは他球団の「外れ1位」候補だった。

 2位で独立リーグの投手が2人も指名されたのは初めてで、育成含めて計23選手が指名されたのも史上最多。独立リーガーはかつての育成枠ではなく、即戦力を求めるカテゴリーへと変化してきた。(アマ野球担当キャップ 柳内 遼平)

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