【ドラフト会議トリビア(2)】65年第1回ドラフト会議指名数は12球団計132人、驚きの入団拒否人数

[ 2023年10月26日 16:35 ]

2023年プロ野球ドラフト会議の抽選箱
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 プロ野球の新人選手選択会議「プロ野球ドラフト会議supported by リポビタンD」は26日、午後4時50分から都内のホテルで開催される。4年ぶりに一般観客を入れての開催。豊作年と呼ばれる今年の目玉は「佐々木朗希世代」となる大学生で上位指名は“東都ドラフト”になると予想される中、各球団の思惑や、選手育成、チーム編成のビジョンが見える節目の一日。昨年は9球団が1位指名選手を事前公表していたが、今年は4球団となっている。多くの抽選によるドラマが生まれることが期待される2023年ドラフト。過去のデータや“トリビア”を紹介する。

 ◆入団拒否80人 第1回ドラフト会議は65年11月17日に東京・有楽町の日生会館で行われた。1位での指名重複は森安敏明(関西)と田端謙二郎(電電九州)の投手2人。クジ引きの末、森安は東映、田端は近鉄が交渉権を獲得した。12球団合計で132人が指名されたが、半数以上の80人が入団拒否する事態となった。

 ◆公開ドラフト ドラフト会議が報道陣に初めて公開されたのは68年。1位指名は抽選方式ではなく球団の指名順位を先に抽選で決める形式だった。山本浩二(法大→広島)、田淵幸一(法大→阪神)、有藤通世(近大→東京)、星野仙一(明大→中日)、山田久志(富士鉄釜石→阪急)、東尾修(箕島→西鉄)ら、後にチームの顔になる選手が1位指名された。09年には一般ファンの観覧を開始。会場のグランドプリンスホテル新高輪に抽選で選ばれた1000人が招待され、会議の行方を見守った。目玉は菊池雄星(花巻東)で6球団が1位指名。西武・渡辺久信監督が当たりクジを引いた瞬間に歓声が上がるなど大いに盛り上がった。

 ◆都道府県別高校生ドラフト1位 出身校別で高卒1位が誕生していないのは新潟、富山、山口の3県。いずれも2位が最高順位だ。ただし、大学や社会人を経由した選手では吉田篤史(新潟)、石川歩(富山)、椋木蓮(山口)らが1位で指名されており、1位指名ゼロの都道府県はない。

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