子供のころから阪神ファンのBORO 「大阪で生まれた男」23年優勝バージョン作ってみようかな

[ 2023年10月14日 05:15 ]

今や貴重な「大阪で生まれた男」のCDを手に阪神にエールを送ったBORO
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 【猛虎へのエール BORO】18年ぶり優勝の瞬間はテレビの前で熱くなりました。甲子園で決めてくれたのが、また最高で。録画した岡田監督の優勝インタビューを繰り返し見て、何度も泣きました。

 子供の頃から阪神ファンです。周りの大人が「阪神、阪神」と言うから刷り込まれ、弱かろうが応援するのが義務(笑い)。熱狂的虎党の友人もいっぱいいたけど、僕は体が弱かったから静か~に応援してきました。

 デビュー後も試合結果は必ずチェック。川藤(幸三)さんらOBとも親交ができ、愛着は増しました。以前、森進一さんの大阪・フェスティバルホール公演にゲスト出演したんです。司会の徳光和夫さんに呼び込まれ、舞台での第一声が「徳光さん、僕は阪神ファンです」。満員の客席がドッカ~ンとウケてね。徳光さんの顔が巨人のマークに見えて思わず出た言葉に、観客は大喜び。徳光さんは「そら、ようござんした」って、すねてました(笑い)。

 2003年のリーグ優勝時には、「大阪で生まれた女」のメロディーはそのままに歌詞を替えた「大阪で生まれた男」を制作。虎党のスタッフたちが阪神の好調ぶりに高揚して「作りましょうよ」と。♪騒ぎ疲れた甲子園の帰り…と始まる曲が、球団の承認を得てCD発売されました。この曲が今季の優勝を機に配信スタート。廃盤になったCDの曲が、また世に出回るとはビックリです。23年優勝バージョンの制作?「アレ」を歌詞に入れて作ってみようかな。

 阪神にはCSを勝ち抜き日本シリーズ、そして日本一を期待します。岡田監督は地に足が着いているから、選手も落ち着いて見える。盗塁や四球の価値を植え付けたり、指揮官の手腕の高さや凄みを感じます。大阪が活気づくと日本の景気が上向くというのが僕の持論。阪神が日本一に輝き、日本を元気にしてくれると信じています。

 ◇BORO 1954年(昭29)3月11日生まれ、兵庫県伊丹市出身の69歳。大阪・北新地で音楽活動中に内田裕也に見いだされ、79年6月に「都会千夜一夜」でデビュー。同年「大阪で生まれた女」が大ヒットした。93年、筋ジストロフィーの少女との出会いを機に「AYAKA基金」を設立。同病の研究推進などを目的に募金活動を続ける。今年11月1日、通算24枚目のアルバム「MILESTONE」を発売予定。

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