広島 無安打で同点劇 東攻略の三盗&スクイズ生還・羽月に新井監督「彼の成長を感じる」

[ 2023年10月14日 18:40 ]

セ・リーグ クライマックスシリーズ ファーストS第1戦   広島3-2DeNA ( 2023年10月14日    マツダ )

CS1st<広・D>8回1死三塁、菊池のスクイズで三塁走者の羽月が生還 (撮影・奥 調)
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 広島が、DeNAを本拠地に迎えたクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)が14日に開幕。5年ぶりCS進出で、下克上での日本一を目指す広島が、延長11回、秋山のサヨナラ打による劇的勝利を収めた。

 試合の流れを変えた8回の同点劇は、広島を象徴する攻撃となった。そこまで苦しめられていたDeNA先発の東から、先頭のデビッドソンが四球を選んで代走・羽月に交代。犠打で1死二塁とすると、続く菊池の打席の初球に、羽月が相手のスキを突き、三盗に成功した。そしてカウント1―1からの3球目を菊池がスクイズ。東の正面に転がる打球だったが、羽月が快足を飛ばしてホームインし、値千金の2点目を奪った。

 新井監督は前日の会見で、東に対して「バンバン走る」と宣言していたが、まさに有言実行の足技。試合後、8回の場面を振り返り「そこは腹をくくってと言いますか、矢野もしっかり一発で決めてくれましたし、羽月があそこ一発でいってくれたのは彼の成長を感じる。キク(菊池)もボール球だったんですけど、よく決めてくれた。確かノーヒットですかね。みんなでもぎ取った1点だと思います」と、奮闘した選手を称えた。

 特に羽月の走塁は価値があった。同監督は「羽月が1発目からねすごい勇気いると思うんですけれども、本当よくスタート切ってくれたし。彼がすごく成長してくれたスタートだったと思いますね」と目じりを下げ、「本当、いい攻撃だったと思います」と8回を振り返っていた。

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