日本ハム 25年MLB開幕戦で来日チームとOP戦検討 ダルや大谷と夢対決も

[ 2023年10月13日 06:00 ]

エスコンフィールド北海道
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 大谷、ダルビッシュと夢の対戦も――。日本ハムが2025年に日本開催を検討しているMLB開幕戦に出場するチームと、新本拠地エスコンフィールド北海道でオープン戦の開催を目指していることが12日、分かった。来日するチームは現時点で未定だが、球団OBでもあるパドレス・ダルビッシュ有投手(37)、エンゼルス・大谷翔平投手(29)ら日本選手がその時点で所属するチームが有力候補。実現すればファンにとっては夢の対決となる。

 新本拠地エスコンフィールド北海道の左翼後方にそびえ立つ、球場の象徴的ランドマーク「TOWER11」。その壁画にはかつて背番号11を背負い、球団の歴史を築いてきた2人の右腕が刻まれている。ダルビッシュ、大谷――。そんな球団のシンボル選手と万波、清宮、野村ら若き主砲が対戦する可能性が浮上した。

 25年に日本開催が検討されているMLB開幕戦。現時点で来日するチームは未定だが、過去には04年にヤンキースで松井秀喜、19年にはマリナーズでイチローが出場した。当然球団OBのダルビッシュ、大谷ら日本選手の所属球団が最有力。その直前に行われるオープン戦の会場に、エスコンを保有する日本ハムが名乗りを上げた。

 球団にとっても、新球場の魅力を世界へアピールする絶好の機会となる。国内初の開閉式屋根の天然芝球場で、高さ約70メートルのガラス壁から自然光が差し込む。左右非対称のメジャー式球場で、今季来場したメジャーのスコアラーからも「プレーが見やすい」と、絶賛されたという。先月29日のオーナー会議では本番でもある開幕戦の候補地に挙がるなど、注目度は高い。

 選手にとっても世界的な選手と対戦できる貴重な舞台となる。現チームでダルビッシュ、大谷とプレーした選手は減ったが、今もチーム内では絶大な影響力を誇る。3月のWBC直前の壮行試合では、サポートメンバーとして参加した万波が「語彙(ごい)力が失われる凄さ」と、大谷の打撃に感服していた。

 今季トップと1本差の25本塁打を放った万波を筆頭に、清宮、野村ら伸び盛りの選手たちが多く、1年半後はいずれもチームの絶対的な中軸に成長していることが予想される。「TOWER11」に刻まれたレジェンドとエスコンでの対戦が実現すれば、ファンにとっても選手にとっても夢が膨らむ。そんなドリームマッチの実現を目指し、球団は招致へ全力を尽くしていく。

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