DeNA・バウアー絶口調「192キロは出ていた」 復帰後2度目「ライブBP」4回86球に手応え

[ 2023年10月7日 05:00 ]

バウアー
Photo By スポニチ

 DeNA・バウアーが横浜スタジアムで実戦形式で打者と対戦する「ライブBP」に登板した。4回を想定し、打者延べ22人に86球で、8安打2失点だった。最後の楠本を一ゴロに仕留めた直球。「(球速)192キロは出ていた」と笑いを誘うと、すぐに「いや151、152キロだった」と言い直したが、状態も気分も上々だ。その一球が最速で、球団発表は151キロだった。

 8月30日の阪神戦で右股関節付近を痛めた。「右腸腰筋遠位部損傷」で当初は全治4~8週間と診断された。中4日でフル回転し、10勝4敗、防御率2・76とチームを支えてきた右腕の離脱。CSでの復帰に切り替え、懸命なリハビリを重ねた。2日までに2軍施設で1度目のライブBPを行い、次回は11日に3度目のライブBPに臨み球数を増やす。

 視察した三浦監督は復帰には「100%の状態を見極めていく」としたが、順調なら18日の阪神とのCSファイナルS初戦に十分間に合う。最大6連戦となる同Sでは、初戦に先発すれば中4日で第6戦に向かうことが可能。東、今永、大貫と先発が3枚そろうが、16日の広島とのCSファーストS第3戦への投入も、決して不可能ではなさそうな回復具合だ。「行けと言われれば投げられる状態」とサイ・ヤング賞右腕が間に合わせてきた。(大木 穂高)

 ≪フェニックスL出場一部メンバー1軍復帰示唆≫4日の巨人戦でシーズンを終了したチームは、本拠地で練習を再開した。三浦監督は9日からのフェニックス・リーグに向け宮崎入りしている山崎、浜口、三嶋に関しても「フェニックスで調整して戻ってくるメンバーもいる」と1軍復帰の可能性を示唆した。また野手も含めた他の選手でも、同リーグに新たに派遣して調整させる可能性について「数人いる」と触れた。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年10月7日のニュース