立大はサヨナラ負けで今季初勝利ならず ドラフト候補右腕・池田ら一部の4年生部員は復帰

[ 2023年10月7日 17:11 ]

東京六大学野球秋季リーグ戦第5週第1日 1回戦   早大5―4立大 ( 2023年10月7日    神宮 )

東京六大学野球<早大・立大>サヨナラ負けに悔しさをにじませながらあいさつする立大ナイン(撮影・木村 揚輔) 
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 一部の4年生が復帰した立大だったがサヨナラ負けで今季初勝利とはならず開幕からの連敗は7となった。前週に続き監督代行を務めた木村泰雄コーチは「勝つのは難しいですね」と厳しい表情で振り返った。

 プロ志望届も提出し、今秋ドラフト候補の右腕・池田陽佑投手(4年=智弁和歌山)は先発し6回1/3を5安打3失点と粘りの投球を披露したが「自分がチームを勝たせられなくて申し訳ない」と唇をかんだ。試合前には他の4年生部員からもメッセージをもらっていたことも明かし「野球ができることはありがたいと思って。他の4年からもメッセージもらったのでその思いを背負って投げました」と言葉を絞り出した。

 立大は上級生が下級生の歯を欠けさせたり、10代の部員に喫煙させたりするなどの問題行為で、前週の明大戦は4年生が出場を自粛。異例の対応をとっていたがこの日は池田を含めて6人の4年生がベンチ入りした。

 試合後の取材に対応した金子明雄部長は一部の4年生がベンチ入りしたことについて「現時点においては大学の調査はすでに開始されている状況。大学と部員とが話し合いを行って調査結果がでるまでは、4年生に限らず全員の部員の中で自ら出場を自粛するべきだと考える部員は出場を控えるという対応をしている」と説明。

 また、溝口智成監督と金子部長のベンチ入り自粛については「現状といたしましては調査結果がでるまでの対応」と明かした。

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