広島・末包がCS先勝のキーマン DeNA東撃ち任せろ「気負うことなく入れる」

[ 2023年10月7日 06:30 ]

広島・末包
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 広島は6日、マツダスタジアムで全体練習を行い、14日開幕のDeNAとのクライマックスシリーズ(CS)・ファーストステージ(S)で先発起用が見込まれる末包昇大外野手(27)が先勝のキーマンに名乗りを上げた。初戦先発はレギュラーシーズン16勝の東が濃厚。その左腕から今季も本塁打を放つなど昨季からの通算対戦打率・357の好相性も背中を押す。社会人・大阪ガス出身の和製大砲は短期決戦の戦いにも慣れており、ファーストS突破へ“攻献”を誓った。

 末包は、どっしり身構える。初経験のCSでは“2つ”の強みを生かして活躍を期す。

 「東さんに苦手意識とかはないので、気負うことなく入れると思う。自分の出場機会もあると思うので、100%のコンディションで臨みたい」

 1つ目の強みは、初戦の相手先発に東が予想されること。レギュラーシーズン16勝を挙げて最多勝タイトルを獲得した左腕で、広島戦は今季6試合4勝0敗、防御率1・84を誇った“天敵”。だが末包に限っては悪いイメージはない。それどころか今季対戦成績は10打数3安打、打率・300で、昨季からの通算なら14打数5安打、打率・357。9月7日の対戦ではマツダスタジアムのバックスクリーン左に豪快な一発も放つなど好相性だ。

 研究も欠かさない。暇を見つけては、左腕の動画集もチェック。「重要視して見ているのは安打集。東さんがどういう球を安打や本塁打にされているか。シーズン中は早いカウントからどんどん振っていくイメージでやっていた。CSでどういう攻め方をしてくるか分からないですけど、変えずにいきたい」。研究成果は、14日の対戦で披露する構えだ。

 2つ目の強みは短期決戦の経験値だ。社会人・大阪ガスに在籍した19、21年には日本選手権を制覇するなど戦い方も熟知。「短期決戦は最初が一番大事。そこから乗っていけるか、最初で決まってくると思うので、初戦の第1打席は大事にしていきたい」。特に3試合制のCSファーストSは初戦の勝敗が勝負の行方を大きく左右する。初戦の重要性を説いた上で、そのキーマンに名乗りを上げた。

 「“やってやるぞ”という気持ちでいる」

 チームとしては18年以来5年ぶりのCS。初めて短期決戦を経験する若手も多い。経験不足がデメリットになる危険性はあるが、半面、怖いもの知らずの勢いがプラスに働く可能性も見込める。だから新井監督も若いチームの背中を押す。「緊張もすると思うけど、楽しんで、“一丁やってやろうか”という気持ちで臨んでもらいたい」。その旗頭として期待されるのが、一発長打で試合の流れを変えられる末包だ。レギュラーシーズンで自己最多11本塁打を記録した和製大砲のバットが熱を帯びる。(長谷川 凡記)

 ○…広島は6日、みやざきフェニックス・リーグ(9~30日)参加選手を次の通り発表した。

 【投手】森浦、野村、黒原、高橋、長谷部、松本、河野、斉藤、戸根、小林、玉村、遠藤、コルニエル、坂田、辻、新家【捕手】中村奨、石原、持丸、清水、高木【内野手】林、韮沢、内田、二俣、前川【外野手】宇草、中村健、久保、大盛、中村貴

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