ヤクルト・武岡 決勝犠飛で連夜のお立ち台「こんなこと想像してなかったので、本当にうれしい」

[ 2023年8月20日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト3―2中日 ( 2023年8月19日    神宮 )

<ヤ・中>お立ち台でガッツポーズする武岡(撮影・尾崎 有希)
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 「弱気になるな」。高校時代の教訓を実践した。ヤクルトの高卒4年目・武岡が連夜のお立ち台。「こんなこと想像してなかったので、本当にうれしい」と笑みを浮かべた。

 同点の7回1死三塁。高橋宏の低めスプリットに食らいついた。2戦連続の決勝打となる勝ち越しの左犠飛。体調不良で前日に特例抹消された村上に代わって、2戦連続で「1番・三塁」を任された。「一球でも多く投げさせたり、粘ったりするのが僕の仕事」。3回先頭では6球目を左中間二塁打。成長株がアピールした。

 この日、母校の青森・八戸学院光星が夏の甲子園の準々決勝で敗退。自身は2年夏から3季連続出場し、最高は3年夏に今年と同じ8強だった。青森大会優勝後に金属バット10本を贈り「全国大会のベスト8。胸を張って青森に帰ってもらいたい」とねぎらった。

 高校時代は「常に弱気にならないように野球を楽しむことを意識していた。今もチャンスの場面では弱気にならずに積極的にいけている」。貫く強気の姿勢で連勝に導いた。(青森 正宣)

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