巨人・原監督 坂本の一打は観客の手に当たらなくてもフェンス直撃?「そういうことでしょうね」

[ 2023年8月13日 18:38 ]

セ・リーグ   巨人8―1DeNA ( 2023年8月13日    東京D )

<巨・D>4回無死、打球がオーバーフェンスしたかどうかの判定を巡り、巨人がリクエストしたが、リプレー検証後判定は変わらず。坂本は悔しげな様子を見せる(撮影・小海途 良幹)
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 巨人・坂本勇人内野手(34)がDeNA戦(東京D)の4回に放った大飛球が二塁打となった場面について、原辰徳監督(65)が試合後にコメントした。

 問題のシーンが発生したのは6―1で迎えた4回だった。先頭打者として第3打席に入った坂本は2番手右腕・上茶谷がカウント1―1から投じた3球目、外角高めカーブを叩いた。

 打球はぐんぐん伸びて左中間へ。フェンス最上部に当たってハネ返ったように見えたが、原監督のリクエストで審判団によるリプレー検証に入った。

 長い検証時間が取られ、その間には東京ドーム内でも同じ映像が繰り返し流された。

 映像を見ると、左中間スタンド最前列に陣取った男性が坂本の飛球を捕ろうと差し出した手に当たってグラウンド内にボールが落ちており、男性の手に当たらなかった場合にスタンドインしていたかフェンス最上部に当たっていたかは微妙。

 結局、審判団から「お待たせいたしました。ただいま観客の妨害がありましたので、オーバーフェンスとせず。二塁打として試合を再開いたします」と場内アナウンスされた。

 二塁ベース上にいた坂本は珍しくド派手にひっくり返って苦笑い。笑顔で腕立て伏せのポーズまで披露するサービスぶりで笑いに昇華した。原監督は再びベンチを出て審判団に説明を求めたが、もちろん判定は覆らなかった。

 試合後、この場面について報道陣から「観客の手に当たっていなくてもフェンスだったということか」と聞かれた原監督は「そうでしょうね。かなり長く時間かかりましたね、あの時は。あれ~というね。まぁ、そういうことでしょうね」と話していた。

 【公認野球規則6.01(e)観客の妨害】打者または送球に対して観衆の妨害があったときは、妨害と同時にボールデッドとなり、審判員は、もし妨害がなかったら競技はどのような状態になったかを判断して、ボールデッド後の処置をとる。

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