西武・外崎 17年に急逝した森慎二さんにささぐ4年ぶり沖縄白星 お立ち台で「ハイサーイ」

[ 2023年6月29日 05:20 ]

パ・リーグ   西武2-0日本ハム ( 2023年6月28日    那覇 )

<西・日>試合後、笑顔でポーズする外崎(左)と与座 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武・外崎の一打が熱気に包まれた沖縄を沸かせた。気温30度、大声援と指笛が響く8回に決勝打。お立ち台では「ハイサーイ。皆さんの声援があって、打てた一本。打席に入る前の声援も気合入りました」とご機嫌だ。

 0―0の8回2死二塁。玉井の内角シュートに詰まりながらも右前へ。均衡を破る先制打が決勝打。沖縄出身の与座が7回無失点と好投して降板していただけに「何とか先に点を取ってあげたかった」と悔しがったが、チームの4年ぶり沖縄白星につなげた。

 この日はファン投票での球宴選出が決まり、5年ぶりの出場へ責任感を感じている。「期待に応えないといけない。応援してもらっていると改めて実感できるタイミングだった」。さらにこの日は、西武の投手コーチだった17年に42歳の若さで急逝した森慎二さんの命日。6年前も試合を行っていた同じ沖縄でチーム一丸での勝利に、松井監督も「何とか絶対に勝とうという気持ちだった。慎二さんも喜んでくれているかな」と天を見上げた。(福井 亮太)

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