ソフトB・東浜 “33歳の誓い” 毎試合120球投げたい さらにひそかな野望とは――

[ 2023年6月20日 05:00 ]

33歳の誓いを170イニングと記したソフトバンク・東浜(球団提供)
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 20日に33歳の誕生日を迎えたソフトバンクの東浜巨投手が、本紙のインタビューに応じた。背番号「16」の倍を超える年齢に達したが、毎日玄米生活で健康管理。毎試合110~120球をノルマとしていると明かし、「心・技・体」の充実ぶりをうかがわせた。交流戦でDeNAに勝利し、11球団勝利。“12球団勝利”へのひそかな野望も、語った。(聞き手・井上 満夫)

 ――まずは、お誕生日おめでとうございます。33歳です。
 「早いなー。数字だけ見たら俺もそんな(年齢)になったんやと。数字を見ると現実を見ますね。33。見ると年を取ったなと。数字だけ、ですよ」

 ――背番「16」の倍を年齢が超えた。節目でもないのですが、ここまでのプロ11年間を振り返ると。
 「ハハハハ(笑い)。昔は勢いで行けたが、今はできないところもある。体の変化は年々、感じるので、向き合っていきながら。変化もあるが、毎年トレーニングを積んでいるので、あまり大きな変化は感じないですね。体に関しては、やればやるほど変わっていくものはある」

 ――32歳ラスト登板だった14日のヤクルト戦はチーム最多タイの5勝目。現在の状態はどうか。
 「開幕時に比べると、状態は上がって来ているのは間違いないです。状態自体は、ちょっとずつ、上がっている感じはします」

 ――交流戦から宝刀シンカーに加えて右打者への内角カットボールも。手応えは。
 「バッターの意識のないボールなので、それなりの反応をしていますし、これが意識付けになってくれたら今後さらに広がっていくのかなと思います。インカット自体は前から。キャンプからも投げていてレギュラーシーズンでも投げていた。武器というより、投球の幅が、配球の面で広がればいいな」

 ――5月6日ロッテ戦で今季最多8回、117球を投げた。
 「まだまだ全然、いけると思っています。コロナの時期、開幕が約2カ月遅れた20年。練習できない期間に球数制限が入った。無理はさせないと。それが基本となってしまって100球、行く行かない流れがあったが110、120球を週に1回、しっかりローテを守りながら投げていくというのが大事。100球しか投げなかったら100球の肩にしかならない。純粋に球数を投げていけばイニングも延びていくだろうし。内容次第では、ありますけど」

 ――33歳ボディーを支える、欠かせないものは。13年の入団時はもずく酢3パックを必ず食べるとあった。
 「あれはもう、半分以上やらせですよ。求められて…何もないってなって(話が)盛られてという感じで。でも、もずく酢もあれば普通に食べますが(今は)玄米とフルーツじゃないですかね。栄養士の方に出していただいています。毎日どこかで1食、2食は玄米を絶対食べています」

 ――7日のDeNA戦で11球団から白星を挙げた。33歳。新たな野望はあるか。
 「まあ、ホークスに勝利することじゃないですか。キャンプ中の紅白戦で勝ち投手となれば。12球団勝利。そこは野望です」

 ――交流戦後も今季掲げた目標「170投球回」に突き進む。
 「イニングを、しっかりと投げたいし(ローテの)穴は空けたくないので。投げるからには1イニングでも長く投げて、チームに貢献するというところだけは考えています」

 ◇東浜 巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)6月20日生まれ、沖縄県うるま市出身の33歳。沖縄尚学3年選抜で優勝。亜大で1年春から東都リーグに登板し通算420奪三振、22完封のリーグ新記録達成。12年ドラフト1位でソフトバンク入団。17年に自身初2桁勝利となる16勝で最多勝に輝く。昨季5月11日の西武戦(ペイペイドーム)で史上84人目(95度目)となる無安打無得点試合達成。甲子園優勝投手では4人目、沖縄県出身者で初の快挙を達成した。1メートル82、82キロ。右投げ右打ち。

 ▼ソフトバンク高田知季リハビリ担当コーチ(亜大同期で東浜と同じ12年ドラフトの3位で入団) 誕生日、おめでとうですね。僕らの世代の代表として頑張ってほしいと思います。(東浜は)トレーニングをしていますし、凄く意識高くやっている。努力家です。僕が現役を終えた時も球団納会で「現役、お疲れさま」とアップルウオッチもいただいた。格好いいことするなぁと思いました。本当に頑張ってほしい。1年でも長くやってほしい。

 ▼ソフトバンク嶺井博希捕手(1学年下の女房役として沖縄尚学、亜大で東浜とバッテリー) 33歳おめでとうございます。10年前と変わらず、野球に対して真剣に取り組む姿、厳しい姿を今も見習わせてもらっています。プロの世界でも一緒にプレーできることは幸せに思っています。これからも、ナオさんらしく、残りの野球人生をやりきってください。

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