秋山止まらない4安打で打率・485 新井カープも止まらない5連勝ついに貯金生活

[ 2023年4月12日 05:00 ]

セ・リーグ   広島4―1中日 ( 2023年4月11日    バンテリン )

<中・広>9回、秋山は4安打目となる2点適時三塁打を放つ(撮影・椎名 航)
Photo By スポニチ

 広島は11日の中日戦(バンテリンドーム)に4―1で完勝し、開幕4連敗からの5連勝で新井カープ初の貯金1とした。3番・秋山翔吾外野手(34)が4安打2打点と打線をけん引。4回先頭で先制劇の口火を切る遊撃内野安打を放つと、9回には勝利を決定づける右中間への2点三塁打を放った。投げては先発・九里亜蓮投手(31)が8回4安打無失点の好投で今季初勝利を手にした。

 新井カープの勢いが止まらない。開幕4連敗から5連勝と盛り返し、ついに貯金生活に突入。とはいえまだ9試合。新井監督は一喜一憂することなく、次の戦いを見据えた。

 「そこはあまり、そんなに…。明日がいい日になるように、しっかり準備したい」

 この日の戦場・バンテリンドームでは昨季4勝8敗、同一リーグの他球団本拠地球場では最低勝率・333と苦しんだ。そんな“鬼門”における戦いで突破口を切り開いたのは秋山のバットだった。

 まずは先頭で迎えた0―0の4回。遊撃内野安打を放つと、俊足で遊撃手・龍空の一塁悪送球も誘い、無死二塁と好機を演出した。マクブルーム、西川の2者連続適時打で、2点の先行に導いた。

 「(今は)どういう形でも安打になっている。2打席目(4回)の安打もラッキーだなと思う」

 そして攻勢を締めたのも、秋山だった。2―0の9回2死一、二塁では右中間への2点三塁打で勝利を決定づけた。初回、5回の安打と合わせて今季初の4安打で、打率・485まで上昇。リーグトップに躍り出た。

 「相手のデータとか場面の状況も見て1打席ずつ準備している。いい方向に結果が出ている」

 驚異的なペースで安打を量産中だ。開幕9試合で33打数16安打。プロ野球最多記録のシーズン216安打を放った15年は、全143試合に1番で出場し、開幕9試合の時点では37打数12安打だった。だが、今季はここまで全試合3番と8年前より少ない打数ながら、当時を上回る安打を放っており、なんとシーズン換算254安打ペース。新井監督からも「彼ぐらいの打者だったら驚きはないけど凄いと思う」と改めて賛辞を受け取った。

 打線は今季初の2桁11安打で完勝。だが秋山は表情も気持ちも緩めることはない。「こういういい展開のゲームばかりじゃない。その(苦しい)時に踏ん張れるか。声であったり(いい)プレーを出せれば、いい試合が増えてくると思う」。百戦錬磨の背番号9もまた指揮官同様、一喜一憂することなく、目の前の試合に集中する。(長谷川 凡記)

「広島」特集記事

「大谷翔平」特集記事

野球の2023年4月12日のニュース