【広島・秋山インタビュー(下)】不本意だった昨季は「修正に割けるだけの体力がなかった」
Photo By スポニチ
※インタビュー(上)から続く。
――西武時代の15~19年まで5年連続フルイニング出場を続けた。
「そこまで頑張れたことが、引退後や誰かに伝えるときに、重みとして伝わるんじゃないかな…と。人に言うためにやっているわけじゃないけど、何かを伝えるとき、例えば自分の子供でもいいです。これをやったことが自分には大事だった。苦しくても、試合に出るためのコンディションを整え切った…とか」
――分かります。
「いま語ることじゃないんです。ただ、この年齢でフル出場フルイニングを達成できたら、また一つ大きな自信というか、オフからやってきたことが良かった…とか、伝えられる幅が広がるんじゃないかなと思うので」
――ファンには、西武時代の印象が強くインプットされています。
「そうでしょうね」
――昨季途中にカープへ移籍し、日本の野球にアジャストしようと思うのか、それとも新しい秋山翔吾をつくろうと思っているのか。どちらでしょう。
「難しいですね。プロ入り後の4年間(11~14年)は、野球人としての自我がない状態でやっていた感覚なんですよ。最初はとにかくガムシャラに強く振ることを心がけた。それが5年目(15年)からメジャーへ行くまでの期間は、もっと細分化して考えるようになった感じなんです」
――打撃を細分化。
「そう。打率を上げたい、安打数を稼ぎたい。では、どういうふうにバットを入れたらいいか。トップの位置が高すぎないか。ボールの内側に入れて左前に何本打てるか…とか」
――4~5年目に何があったんでしょう。
「4年目(14年)が終わり、このままの数字だったら、試合に出られなくなってクビになると感じたんです。14年は若手が台頭しそうなシーズンで、僕の中では危機感があった。今までやっていないことに取り組み、それがたまたまいい方向に行った。シーズンでの成功体験があって、基本ベースを変えずにやったのが19年まで。マイナーチェンジはあるんですが、14年までと15年以降では基本ベースが全く違います」
――なるほど。
「で、メジャーへ行って、1~2年目はケガもあって思うようにいかず、一昨年のオフはまた今までやっていないことをやった。レッズのラインアップを見ると、1人で1点取るような打撃スタイルの選手でないと試合に出られない。押し込まれるのではなく、はじき返してホームランを打てるような体や体重を求め、昨季の準備をしました」
――かなり大きなスタイルチェンジですね。
「そう。メジャーで自分のスタイルを貫いても頭打ち。新しい自分を探さないと道はない。一昨年のオフは、そんな状況でした。でも、結局終わってしまった。メジャーでプレーしないのなら、それを続ける意味がないというか、必要がない。それで日本に戻った昨年オフ、体やバットの形状を戻しました。自分がやれることの範囲を、元の範囲に戻したという感覚です」
――原点に戻った。
「元々ホームランを狙って打つことはなかったけど、向こうでは狙って振りにいかないと入らないと感じていました。日本だと、例えば昨季の5本は狙って振ったという打席じゃなかったけど、入ることがあるわけですよね。体をコントロールし、しっかり捉えることに、もう一度フォーカスしよう…と」
――打撃のスタイルを戻すと同時に、オフはミートポイントを前に戻す…とも。
「これは意識の問題なんで。自分が気持ちよくスイングできる位置を確かめるときに、どこに(ポイントを)置くかっていう感じなんですよ。その打ち方でまだ実戦をやっていないので。バットが出てくるのか、間に合わないのか。あとは結果です。なりたくないアウトが増えたら、難しいかな…となるかも」
――なるほど。
「(打撃コーチの)朝山さんにも“いまの感じでいきながら(後ろに)戻そうと思えば戻せるんだろ?”と聞かれましたけど、多分戻せるんです。2ストライクになって、前で打つわけにはいかないから、多分できる。ただ、勝負をかける打ち方が去年はできなかったんですね。秋山翔吾という選手像への期待に応えないといけないと思っていたので、どちらかといえば受け身で、詰まってハンドリングで打とうという意識が強かったですね」
――それはコンディションにも関係が?
「あると思います。体力的に足りなかったですね。しんどい練習をして修正するタイプを自認していますが、そこに割けるだけの体力がなかったです」
――昨季の打率・265は不本意でしょう。
「外野じゃダメ。試合に出ちゃダメと思うぐらいの数字です」
――35歳のシーズン。ヒットメーカー復活に期待しています。
「そうありたいですね。もうベテランだからゆっくり…なんていうんじゃなく、若手とも遜色ない、でも、キャリア、経験はあるという。僕は結構ラッキーなキャラづけをしてもらったと思っているんですよ。若手がランニングで“アキさん、行きましょう”とか言ってくれる。そこで言い合えれば、言う分だけ自分に投影される。自分を律しながら頑張りたいと思います」
野球の2023年2月7日のニュース
-
ロッテ・池田来翔、ライブBPで“今季1号”も謙遜「風ですよ」
[ 2023年2月7日 22:30 ] 野球
-
ロッテ復帰の沢村拓一が遭遇した大スター「めっちゃ興奮した」
[ 2023年2月7日 21:45 ] 野球
-
ロッテのドラ4高野脩汰がライブBPで好投 吉井監督「激しいなと思いました」
[ 2023年2月7日 20:29 ] 野球
-
元同僚の今成氏 日本ハム・江越への思い「GAORAさん、ホームラン映像を抹消して」
[ 2023年2月7日 20:25 ] 野球
-
注目のきつねダンスは?ファイターズガールが道内限定CM出演 ネット反響「全国進出希望」「移住したい」
[ 2023年2月7日 19:59 ] 野球
-
由伸が能見さん“放さない” オリファン萌え萌え~「みんな‥能見さんのことが本当に大好きなんだなあ」
[ 2023年2月7日 19:50 ] 野球
-
オリ・紅林21歳の誓い「遊撃レギュラー獲得、本塁打21本以上」 後輩・来田がケーキで祝福
[ 2023年2月7日 19:46 ] 野球
-
元中日コーチの英智氏が断言「今年はCS進める。注目は二遊間」
[ 2023年2月7日 19:45 ] 野球
-
西武2軍キャンプ 育成出身の長谷川「逆方向の打撃を形に」滝沢「走攻守でレベルアップ」開幕1軍へ奮闘
[ 2023年2月7日 19:13 ] 野球
-
西武3月31日からの開幕3連戦で来場者プレゼント 稼頭央監督「負けられない」
[ 2023年2月7日 18:55 ] 野球
-
広島OB高橋慶彦氏がサビを落とせば復活を確信するカープの33歳は?
[ 2023年2月7日 18:49 ] 野球
-
本紙評論家の松坂大輔氏が中日キャンプ取材 横浜高の後輩・涌井のブルペン投球に「ボールも元気そう」
[ 2023年2月7日 18:47 ] 野球
-
高木豊氏 一番楽しみは阪神の守備力アップ「岡田監督だったら、細かいサインもあるはずだから」
[ 2023年2月7日 18:21 ] 野球
-
【キャンプ隠しマイク】楽天・石井監督「風邪をひかないように」浅村のノースリーブ姿に心配顔
[ 2023年2月7日 18:16 ] 野球
-
巨人・原監督が新外国人投手に「いい調整をしてくれている」
[ 2023年2月7日 18:01 ] 野球
-
落合博満氏 12話全部違うエンディングテーマ曲だったチェンソーマン いいと感じた2曲と理由
[ 2023年2月7日 17:00 ] 野球
-
ヤクルト田口発案シャッフルキャッチボール 石川「楽しい」
[ 2023年2月7日 15:44 ] 野球
-
メッツ・千賀が春季キャンプに向け渡米 インスタに投稿 空港の写真に「行く時が来た」
[ 2023年2月7日 15:40 ] 野球
-
ロッテ、2023公式戦チケット販売スケジュール発表
[ 2023年2月7日 14:50 ] 野球
-
巨人・大勢 外国人対策で投げ込んだ球とは 代表入りWBC見据え「2つの意図で」
[ 2023年2月7日 14:48 ] 野球
























