ヤクルト村上宗隆　サッカー界のレジェンド中村俊輔氏と初共演で質問　その答えに「一緒の感覚ですね」

中村俊輔氏（左）とヤクルト村上
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　ヤクルトの村上宗隆内野手（22）が20日に放送されたフジテレビ「S―PARK」（土曜深夜0・35、日曜後11・15）に生出演。今季限りで現役を引退した元サッカー日本代表MF中村俊輔氏（44）と初共演を果たした。

　日本選手歴代新記録となる56本塁打を放ち、史上最年少で3冠王に輝いた村上に対し、ワールドカップ（W杯）に2度出場するなどサッカー界のレジェンドとして知られる中村氏。先に出演していた中村氏が拍手で出迎えるなか、村上がスタジオに登場した。

　「歴史的な2ショットですよ」「スクリーンショットタイムですね、これ」の声が飛ぶ中、初対面の感想を求められた村上が「テレビで見ていた方なんで。いま凄く緊張しています」と答えると、中村氏は「“3冠王だ！”っていう感じです」と笑みを浮かべ「おっきいですね、やっぱ」と1メートル88、97キロという体格の村上を見上げた。

　そして、2人きりで56秒間のトークタイムに。「まずは3冠王と56号おめでとうございます」と中村氏が切り出すと、村上も「中村さんもお疲れさまでした、現役生活」と労い、和やかなムードとなった。中村氏は「多分皆さんが聞きたいだろう（と思うので）…自分も海外でプレーして、いろんなレベルも上がったんですけど、あの…メジャーのほうは…どういうお考えでしょうか」と遠慮がちに質問。村上は「そうですね。前、記者クラブ（の会見）のほうでも言わせてもらったんですけど、行きたい気持ちはあります」とキッパリとした口調で答え「あっ、なるほど…」と受けた中村氏は「…ということです。皆さん、どうですか」と笑みを浮かべた。

　ここで村上は「僕もちょっと聞きたいことあるんですけど」とし「よくテレビで見てて。PKあるじゃないですか。あの時ってやっぱり緊張するのかなーっていうふうに。見てる側はメチャクチャ緊張するんですけど、やってる側はどうなのかなと思って」と質問を返した。これに中村氏は「緊張はしますね」としながらも「でも、やっぱ場数踏んでやれば全然。いや、もう（村上に）比べたら全然、全然。あんなに枠が大きいんで」と回答した。

　この答えに村上は「一緒の感覚ですね」と我が意を得たり。「見てる側は緊張するんで。やってる側は野球もそうですけど、見てる側よりやってる側のほうがちょっと気が楽なのかなって」と話すと、中村氏も何度も大きくうなずいていた。