松坂大輔氏 2死満塁でオリ吉田正尚と対戦したらどう攻める? 配球に森本稀哲氏「イメージできた」

[ 2022年11月21日 21:05 ]

松坂大輔氏
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 西武やレッドソックスなどで活躍し、日米通算170勝を挙げた松坂大輔氏(42)が21日、自身のYouTube「松坂大輔official YouTube」を更新。6年連続打率3割超えで今オフにメジャー挑戦を表明したオリックス・吉田正尚外野手(29)の攻め方をシミュレーションした。

 “松坂世代”の森本稀哲氏とのコラボ対談の中でオリックスの吉田正の名前が挙がると、森本氏は「対吉田正尚。絶好調、全盛期松坂大輔」と松坂氏が全盛期期と仮定した1打席のシミュレーションを提案した。

 状況については2死満塁。注目の初球について森本氏は「外真っすぐ?ファウル?全盛期ですよ」と矢継ぎ早に聞いた。松坂氏は笑みを浮かべながら「まぁでもチェンジアップとかでもいいんじゃない?」とし「チェンジアップでもいいし、外からスライダー」と外の変化球でストライクを取るとした。

 1ストライクとした2球目は「インサイドは使うね」と内角ストレート。「突っ込むね、手元に。結構突っ込み気味に行ってもいい」と2死満塁でも死球を恐れず厳しめのボールで1ボール1ストライク。平行カウントとなった3球目は「1回こっち(インコース)行っとけば、次は外の真っすぐでも」と左右に揺さぶる。

 「(インコースに)行って、少し打者の体勢を動かしとけば、普通に構えられるよりか多少、外が遠くに見える。1回動かしておけばね、打席の中で」と打たれる可能性は低いとした。もしも、この3球目で打たれた場合は「バッターの勝ち」とし、森本氏は「大体そこでファウルを取ってきたから、あなたが勝ってきたわけですよね」と日米通算170勝も挙げた理由を分析した。

 2球連続の真っすぐで「バッターが迷うというか」と松坂氏が口にすると、森本氏は「ここで生きてくるのが、これとこれ(初球のチェンジアップorスライダー)ですよ」と攻め方に理解を示し「(3球目に)ファウルを取りました。決め球に最後は?」とウイニングショットを尋ねた。

 松坂氏は「まぁ外のチェンジアップでいいでしょうね」とし「やっぱり入る、中に入れる変化球は怖い。後ろの足元を狙ったスライダーとかでもいいかもしれないけど、空振り取りに行ってもいいかもしれないけど、やっぱり入るボールは怖い」と明かした。

 この配球に森本氏は「打ち取るイメージできたわ」と納得顔。ただ、松坂氏は吉田正の打撃について「ピッチャーが段々投げるボールなくなってきてるって見て分かる。やっぱそれだけのバッター。最初劣勢でも徐々に徐々に自分の土俵に戻すというか」と対応力を絶賛した。

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2022年11月21日のニュース