巨人育成の保科が契約更改 支配下へ実りの秋に 「今しかチャンスはない」

[ 2022年11月21日 17:47 ]

契約更改を終え、リモート会見をする巨人・保科(球団提供)
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 巨人の育成選手の保科広一外野手(24)が21日、都内の球団事務所で契約更改交渉し、10万円増の年俸420万円でサイン。侍ジャパンとの強化試合で安打を放つなど支配下契約へ向けアピールを続ける2年目は「あれで終わっては意味がない。今しかチャンスはないと思っている」と意気込んだ。

 宮崎で20日まで行われた秋季キャンプにも参加し「小さいことでもあいさつ一つもそうだし、練習以外の部分も一番大事にしないといけないということを教われたのがよかった」と実りの秋を過ごした。来季へ向け「思い切りスイングして、率よりは粗削りでもいいので長打を打てる打撃スタイルを磨きたい」。課題の守備にも取り組むが、まずは長所を伸ばしていく。

 アメリカ人の父を持つ外野手の憧れは「世界を変えた男」ことジャッキー・ロビンソン。「映画がきっかけ。全ての人に影響を与えられる選手になりたい」という。今季は2軍戦で8試合出場にとどまったが、10月の秋季練習での紅白戦で一発を含む3安打と猛アピールするなどチャンスをつかみつつある24歳。「支配下にならないと意味がない」と住む世界を変えに行く。

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2022年11月21日のニュース