中日・三ツ俣に“まだまだできる”の声 トライアウトで1安打&堅守「何とか1本打てたのでうれしい」

[ 2022年11月8日 14:40 ]

12球団合同トライアウト ( 2022年11月8日    楽天生命 )

中日・三ツ俣
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 戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが8日に開催され、中日から戦力外となった三ツ俣大樹内野手(30)も参加した。

 打ってはヤクルト・寺島から、内角のスライダーを中前に運ぶ安打。さらに持ち味である守備でも、難しいバウンドを処理するなど遊撃での堅守ぶりを見せ、CS実況中継した野球評論家の野村弘樹氏も、館山昌平氏も「まだまだできるね」とうなったほどだった。

 三ツ俣は1安打を記録したことで「何とかヒット1本打てたのでうれしい。ラストチャンスですが、今年1年間やってきたことを出せたらいいなと思っていた」と振り返った。

 今季58試合に出場するなど、中日では持ち前の守備力をいかして、1軍戦力となっていた。6月21日のヤクルト戦ではサヨナラ打放ち、立浪監督と抱き合って喜んだ。野村氏が「意外だった」と戦力外については語ったが、三ツ俣は「でも、そういう世界だと思って入ってきていたので、割り切って、きょうに向けて準備できた」と、前向きにこの日を迎えたという。

 一方で1打席目は、広島・田中の前に空振り三振に倒れ、「1打席目は、いくら1軍で出させて頂いても緊張するんだなと思った」と緊張感があったことを笑いながら明かしていた。

 三ツ俣は修徳高からドラフト2位で、11年にオリックスに入団。14年途中に中日にトレード移籍し、通算230試合に出場している。

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