新井貴浩氏が絶賛する福留孝介氏の“能力”「本当にプロフェッショナル。すごいこと。私はできなかった」

[ 2022年10月9日 19:15 ]

セCSファーストステージ第2戦   阪神0-1DeNA ( 2022年10月9日    横浜 )

セCS1<D・神> テレビ解説をつとめる福留氏(左)と新井氏(撮影・大森 寛明)
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 今季限りで現役引退した中日・福留孝介外野手(45)が9日、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(S)第2戦の「DeNA―阪神戦」を中継した毎日放送の番組に、広島新監督の新井貴浩氏(45)とともにゲスト解説で登場。番組の中で、新井氏が福留氏の「ある才能」を絶賛する一幕があった。

 短期決戦に重要なものとして、福留氏は「悪いイメージを引きずらない」と言及した。これに、2013年から14年までともに阪神でプレーした新井氏が「大事ですよね。現役時代に福留選手と一緒にプレーさせてもらいましたし、また敵チームとして対戦させてもらいましたけど、本当にプロフェッショナルでしたよね」と絶賛した。

 引きずらないという意識は「シーズン中も大事にしていた」という福留氏。これを聞いていた新井氏は、自ら話し始めて「私が印象的なのは(福留氏は)ノーストライク、3ボールでもスイングできる選手。仮に凡退して、次の打席で同じシチュエーションが来ても、スイングするんですよね。すごいことだと思うんですよ。私はできなかったので」と、舌を巻いたというエピソードを明かした。

 さらに新井氏は「私の場合は、もし、打ち損じたらどうしようと、そっちに引っ張られてましたので。福留選手は、次の打席での切り替えがすごく上手だったんですよ。これは、すごいなと」、と真似できない能力だったと称えた。

 0ストライク、3ボールなら、次の1球で四球となり、出塁できる可能性も高くなる。それでも福留氏は「一番、自分が思い切ってスイングできるカウントだと思っていたので、ここでスイングしないのがもったいないな、といつも思っていた」と話し、再び新井氏も感嘆していた。

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2022年10月9日のニュース