福留孝介氏は毒舌解説者に?　広島・新井新監督もタジタジ「少し怖いんですけども」

セCSファーストステージ第2戦   阪神0－1DeNA （ 2022年10月9日    横浜 ）

セCS1＜D・神＞試合を解説する福留孝介氏（左）と新井貴浩氏（撮影・島崎忠彦）
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　今季限りで現役引退した中日・福留孝介外野手（45）が9日、クライマックスシリーズ（CS）ファーストステージ（S）第2戦の「DeNA―阪神戦」を中継した毎日放送の番組に、広島新監督の新井貴浩氏（45）とともにゲスト解説で登場。“丁々発止”のやり取りで、お茶の間の野球ファンを楽しませた。

　番組冒頭で新井氏は「楽しみにしていました」と、福留氏とのW解説に乗り気。「福留選手…じゃないですね。福留さん、現役生活お疲れさまでした」と労い、「彼とは同期入団ですが、スーパースターでした。年は1つ私が上なんですが、たくさん学ぶことがありました」と称えた。2016年に福留氏がマツダスタジアムで日米通算2000安打を放った際に、新井氏が花束贈呈をした縁もある。

　そんな気心知れた2人だからか、解説の中でもユニークなやり取りがあった。「矢野監督がこの4年間で残したものは大きい」と今季限りで退任する阪神・矢野監督に向けて、新井氏が発言すると『来季からはライバルになる』と実況アナウンサーに振られ、広島新監督に就任が決まっている新井氏が「大変なことになりましたが、精一杯頑張りたいと思っています」と、抱負を口にした。

　すると、隣に座っていた福留氏が「来年から僕は楽しみに見て、外からですが解説させて頂きます」とニヤリ。すかさず、新井氏は「なんか、福留さんがすごくうれしそうなのが、少し怖いんですけども」とタジタジになるが、福留氏は「まず、キャンプからしっかりと見に行かせてもらいます」と早くも視察を宣言した。

　これには新井氏も「なんか、すごくうれしそうですね」と再び戦々恐々。福留氏は「本当に楽しみで仕方ないです。（野球をゆっくり見られる機会は）今まで本当になかったので」と、解説者として広島を訪れることを心待ちにしていた。