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九里でも流れ変えられず広島今季初5連敗…ヤクルトに3戦25失点 最短22日にも自力優勝消滅

[ 2022年6月20日 04:45 ]

セ・リーグ   広島3―8ヤクルト ( 2022年6月19日    神宮 )

<ヤ・広>5回、村上(奥)にソロ本塁打を浴びる九里(撮影・久冨木 修)     
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 広島は19日のヤクルト戦に5被弾8失点で敗れ、6度目の同一カード3連敗、今季最長の5連敗に沈んだ。先発に大瀬良、森下、九里を投入した今回の3連戦は計25失点の完敗。首位を独走するヤクルトに1勝7敗1分けと歯が立たず、最下位のDeNAにも1ゲーム差への接近を許した。最短22日に自力優勝の可能性が消滅する。

 この差は勢いだけではないだろう。22歳の村上を中心に20歳の長岡、19歳の内山壮ら若手にハツラツと動き回られ、3連戦で計25失点の完敗。投打ともに歴然とした地力の差を見せつけられ、佐々岡監督は立て直しに向けて言葉を絞り出した。

 「いい流れの中でも追いつかれると、なかなか反撃する力がない。今日は四球絡みで(走者を)出すなど流れも悪かった。原点に戻り、先発投手がテンポ良く(試合を)つくる。もう一度、そこを目指します」

 交流戦前の先発防御率は2・65とリーグトップで、開幕ダッシュの原動力となっていた。交流戦最下位に沈んで迎えたリーグ戦再開。首脳陣は、先発投手を中心とした守り勝つ野球を再び取り戻そうと、開幕前に「先発3本柱」と位置づけた大瀬良、森下、九里を今回の3連戦につぎ込んだ。しかし、大瀬良、森下が神宮初黒星を喫し、九里は自己ワーストの4被弾。相手の勢いにのみ込まれて、流れは変わらなかった。

 3連戦のうち2度は先制に成功。しかし、西川不在の中で投手の失点を補えるだけの反発力はなかった。相手は山田、村上ら主力が中心に座り、下位打線の若手が勢いを加速させる理想的な構図。一方の広島は、風穴をあける存在となるべき林ら若手野手が軒並み2軍で結果を残せていない。

 とはいえ、若手の伸び悩みを嘆いている場合ではない。東出野手総合コーチは「(チームの)状況が何も変わらないのであれば、こっちから動かないといけない。(2軍で)結果が残っていなくても、どんどんと若手を(1軍に)上げていくことも考えている」と打開策を思い描いた。

 ヤクルトが首位を独走する理由を痛感させられた同一カード3連敗。東出コーチは「勢いが生まれるし、それ(若手の昇格)も十分に考えている」と言及した。相手の若さが、やけにまぶしく見える完敗だった。(河合 洋介)

 《月間防御率は悪化の一途》広島が今季初の5連敗。カード3連戦全敗は6度目で、チームでは8度を喫した10年以来12年ぶり。5連敗中は全て先発投手に黒星が付き、先発の月間防御率は3、4月2・62、5月3・68、6月4・60と悪化の一途をたどっている。交流戦前に1・5だった首位ヤクルトとのゲーム差は、今季最大の13・5差。21日から阪神に2連敗し、首位ヤクルトが中日に2連勝した場合、今季初めて自力での優勝の可能性が消滅する。

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