【阪神・平田2軍監督語録】逆転2ランの井上に期待と宿題「気持ち的には良くなってくれたら」

[ 2022年6月15日 05:15 ]

2軍練習試合   阪神5―4ソフトバンク3軍 ( 2022年6月14日    鳴尾浜 )

<練習試合 神2軍・ソ3軍> 5回1死一塁、井上は右越えに2点本塁打を放ち、笑顔を見せる (撮影・後藤 大輝)
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 5対4とリードした6回終了時に天候不良のためコールドゲームとなった。阪神の平田2軍監督は逆転2ランを放った期待の大砲・井上などに言及した。以下は試合後の一問一答。

 ――先発の川原は序盤から苦しんだ
 「久しぶりの登板なんでね。コントロールもボールも楽しみにしてたんだけど。もう一つかな。風でホームラン打たれたとか、風で外野の頭越されたとか、そういう風な考え方ダメなんだ。バッテリー含めてね。こういう(打者に)フォローの風の時には、初回に右中間に風でボーンと大きいの打たれたから低く投げようとか意識したと思うけど、自分でコントロール乱したり、そういうところがまだまだ勉強不足というかね。じゃあ、あれがポップフライになるようもっと力強いボール投げようとかいう風に考え方をね。西勇輝とか1軍クラスのコントロール良いピッチャーならこれはフォローやから低め低めとかできるかもしれないけど、(川原は)まだまだ技術もないんだから。そうすると、腕を振ってあれをファウルにしてやろう、空振り取ってやろうという気持ちで投げて欲しかったね」

 ―捕手の中川も勉強に
 「そうやと思うよ。こういう風の日、相手も同じ環境でやる中でいかに普段投げないピッチャーをリードしていくかというところでは中川にも勉強になったと思う」

 ――井上が2ラン
 「1打席目、2打席目ね。内容は…。この育成試合の時は、藤田がきょうは全部右を狙ってる課題を持ったり。各選手たちにはコーチと話して課題を持たせてゲームをやっているので。そういったところでは広大はソフトバンクの3軍とはいえ、久しぶりに一発が出て気持ち的には良くなってくれたらいいけど」

 ――井上の課題は
 「まだまだポイントというかタイミングが遅い。だから全部、この前のソフトバンクの黒瀬。変化球を、村上のカットボールを泳ぎながら。変化球はある程度泳がされても、壁が残ってればああやって手伸びでレフトにホームラン打つ。広大は右に大きいのを打ちたい意識が強いから全部ポイントが近すぎる。だから三遊間のヒットとかないでしょ。今日はうまいこと右には打ったけど、やっぱりあれをどんどん左中間とかレフトのポール際とか、今日で4本かもしらんけど、右にうまく打ってるかもしれんけど、そういうところのキレというかさ。甲子園の試合終わった土曜日の翌日、もうちょっと体のキレ、今良いチャンスなんでね。そのために4番打たせたりしてるので。そういうところをもう一回、ランニングにしてもキレを作るってことを意識してやれと話はしている」

 ――逆方に出てるから良いとは言えない
 「逆方向に出てるのは良いのは良いけど、1打席目、2打席目の内容としてはもっと、もっと。向こうは(背番号)3桁の選手、育成の選手が投げてるんだもん。そういうところで1本出ましたで、喜んでる、この前もセカンド内野安打1本出ましたでは困る。そこをもっとレベルを上げて、調子を上げていかないと」

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2022年6月15日のニュース