3戦ぶり先発復帰の阪神・サンズ 打って守って大ハッスル! 森下撃ち14号&フェンス激突好捕

[ 2021年7月5日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神3-4広島 ( 2021年7月4日    マツダ )

<広・神(10)>5回1死一塁、小園の打球をジャンピングキャッチする阪神・サンズ(撮影・大森 寛明)
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 敗戦の中で“虎の金メダル”をぶら下げたサンズが唯一、輝いた。3試合ぶり先発復帰での奮戦だった。

 「2日間、先発じゃなかったですけど、その間、しっかりと準備はしていましたし、自分なりに取り組むこともできた。準備はしながらも気持ちはゲームに入れていた。休みになった部分もありますし、今日はいい結果が出て良かった」

 1―0の3回2死一塁。森下のチェンジアップを高々と打ち上げて左翼席まで運んだ。14試合48打席ぶりの14号。戻ったベンチ前では、今回遠征から新たな“儀式”として始まった本塁打祝福のメダルを首にかけられ、おなじみの「ハッピーハンズ」で喜んだ。

 過去2戦は代打での出場。再昇格したロハス・ジュニアに左翼を譲り、期する思いもあった。6月29日のヤクルト戦から10打席無安打で迎えた今カードは頭を丸刈り。気合が入っていた。3日に代打で適時二塁打を放ち、先発に復帰。7回の左前打に加え、5回と9回は四球を選び、つながりを欠いた打線にあって最後まで勝利への執念をみせた。

 守備でも体を張った。3―2の5回1死一塁で小園の左飛をフェンスに体をぶつけて好捕。ユニホームの袖が破れるほどの衝撃にも耐えてボールは最後まで離さなかった。「守備の方では投手を助けるのは当然なので、捕れるアウトはしっかり捕ろうという意識で、いいプレーができた」。復調を示す攻守の躍動。あす6日から始まる9連戦を戦い抜く準備は整った。(長谷川 凡記)

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