西純に確かなブレークの予感 SNS連動企画「虎党が選ぶカッコいい大賞」の第1クール大賞受賞

[ 2021年2月6日 05:30 ]

虎党の熱い期待を集める阪神・西純(撮影・坂田 高浩)
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 SNSとの連動企画「虎党が選ぶカッコいい大賞」の投票をTwitter上で実施し、西純矢投手(19)が第1クールの同賞を受賞した。今季初実戦だった4日の紅白戦では、4番・大山や同期の井上から三振を奪うなど2回2安打無失点の好投。ファンからは2年目の飛躍を期待する声が集まった。(取材・構成 遠藤 礼、長谷川 凡記、阪井 日向、須田 麻祐子)

 集まった計2219票の内、西純は6割を超える1415票を獲得した。紅白戦でともに初安打を放ちアピールした中野、栄枝やフリー打撃登板で内容の良かった石井大を抑え堂々の1位。見事、第1クールの「カッコいい大賞」に選ばれた。

 紅白戦での好投が、ファンの支持を集めた。白組の先発として2回2安打無失点、2奪三振。初回2死一塁では大山を145キロで空振り三振に封じた。2回は同期の井上から138キロ直球で見逃し三振。矢野監督からも「勝てる投手の要素を持っているんじゃないか」と称賛されていた。

 届いたファンの声を列挙する。

 『プロスピ依存軍6号(ぼん)』さんは「高山さんに打たれた後(初回先頭で左前打)にきっちり後続を抑えたところに成長を感じました」と玄人目線。走者を背負っても安定していた投球に喜びの声を上げた。

 『掛布タイガース31』さんは「未来のエース候補の1人としての成長を感じました。次のクールでもアピールして、開幕ローテーションの一角に食い込んでいただきたい」と2年目の飛躍に大きな期待を寄せた。

 『虎翼(こよく)YIPPEE5G』さんは「マウンドでの立ち振る舞いや、メンタル面でもすごく大人な雰囲気を感じました。高卒2年目のキャンプが始まったばかりの投手とはとても思えませんでした」と目を丸くした。

 実質残り1~2枠と見られる開幕ローテーション入りには、続けざまに結果を出すことが求められる。第2クールに向けては「キャンプでの一番の課題はコントロール。磨いていくことを継続してやっていきたい」と話していた右腕。19歳ながら、ブレークの予感が漂う。

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2021年2月6日のニュース