阪神 紅白戦先発の西純、井上との注目対決に「空振り取りたい」 ライバル馬場はいきなり佐藤輝と対戦

[ 2021年2月4日 05:30 ]

<阪神キャンプ> 坂道をダッシュする西純矢(左)と小川(撮影・大森 寛明)
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 開幕ローテーション入りをかけたサバイバルが“ドラ1”対決で幕を開ける。4日の紅白戦に、阪神の西純(19年ドラフト1位)と馬場(17年同)の先発が決定。まずは高卒2年目の西純が、初陣での快投を誓った。

 「いいスタートを切れるような投球ができたらいい。実績も何もないのでアピールしていかないと生き残っていけない」。初日のブルペンでは投手陣最多の153球を投げ込み、脱力投法に手応えを得た。

 「6割で投げるようにと言われていて、それができれば一番ですけど。リラックスして投げる球を1球でも増やせたら」

 同期入団の井上とは別組に分かれ、注目の対決になる。「一番は真っすぐです。甘いところいってもファウルしたり、空振りを取ったりできるようにしたい」と持ち味であるストレートで押し込み、有望株対決を制するつもり。主砲の大山との対戦を予定し、「(キャンプでの)疲れたは当たり前。その中でどうバッターを抑え、結果を残すかになる」と闘志をたぎらせた。

 投げ合う馬場も黙っていない。昨季は中継ぎで経験を積み、今年は先発に再転向。最初に迎えるのは、注目のドラフト1位・佐藤輝だ。「結果はいつも求められる。周りを見ながらじゃなく、とりあえず落ち着いて自分の投球をしたい。ストライクを先行して、低めに抑えていければ。ランナーを出しても抑えたい」と静かに闘志を燃やした。

 多くても残り1~2枠しか空いていないとみられる先発枠入りを巡る熱戦。フレッシュな面々の投げ合いで号砲が鳴る。 (遠藤 礼)

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