阪神ドラ2伊藤将に梅野もほれぼれ 「和田さんみたい。打たされたり、差しこまれたりできるタイプ」

[ 2021年1月31日 05:30 ]

<阪神自主トレ>   ブルペン投球を行う伊藤将    (撮影・成瀬 徹)       
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 阪神は30日に沖縄先乗り自主トレ最終日を迎え、1軍キャンプに参加する新人3投手が「かりゆしホテルズボールパーク宜野座」で初めてブルペン入りした。ドラフト2位・伊藤将司投手(24=JR東日本)は梅野と初めてバッテリーを組んで38球の投球練習。ソフトバンク・和田を連想させる腕の出どころの見づらいフォームで存在感を示した。

 あいさつ代わりの投球で正捕手をうならせた。伊藤将は宜野座での初ブルペンで梅野とコンビを組み、頼もしい先輩に導かれるように持ち味を思う存分に発揮した。

 「ストレートも変化球も低めに集まっていたので、いい感じで来てる。梅野さんに受けてもらって、全部の球種を受けてもらおうと思って投げた」

 近年、チーム内で誰よりもマスクをかぶってきた女房役の胸を借り、すべてをさらけ出した。ツーシーム、カーブ、チェンジアップ、カットの変化球4球種、内外角への投げ分けなど細かい設定もしながら“自己紹介”。「しっかりコースに投げ切れていたので、もっと詰めていきたい」と大きくうなずいた。

 目立ったのは、左手を隠すようにグラブをはめた右手を大きく上げる独特のフォーム。ミットを構えた梅野には、ある投手が重なって見えていた。「和田さんとか、後ろで(左手が)隠れるのが長くて“ピュッ”てくるから。打たされたり、差しこまれたりできるタイプ」。かつて阪神も日本シリーズなどで苦戦したソフトバンク・和田の名前を挙げて、出どころの見づらい新人の長所を表現した。

 伊藤将も能見など同じサウスポーの動画でフォームの研究を重ねてきたという。「自分の中では体で隠して急に(左手が)出てくるイメージでやっている」。即戦力として先発枠入りを期待される中、球種が豊富で自軍の先発左腕にはいないタイプだけに、今から実戦デビューが待ち遠しい。

 「(実戦へ向けては)もう少し球数を増やせたら。これまでやってきたことをまずはアピールしてローテーションを勝ち取れるように頑張っていきたい」。日を追うごとに強くなる手応えをボールに乗せ、サクセスロードを切り開く。 (遠藤 礼)

 《ドラ3佐藤蓮の投球に人だかり》
 阪神ドラフト3位の佐藤蓮(上武大)が自慢の剛球で早くも先輩たちの目をくぎ付けにした。伊藤将、石井大とともに宜野座で初のブルペン入り。いかにも重そうな直球がうなりを上げてミットに収まり出すと、捕手の後ろに自然と人だかりができた。

 「真っすぐで安定して強い球を投げたいというのがあったんで、そこは良かったです。(周囲の目は)結構、いたんで目に入ったんですけど、自分の球を投げるだけなので、そこまで意識せず投げられています」

 栄枝を座らせて投げ始めた頃から、自身の投球を終えた岩貞、秋山らが注目し始めた。さらに、近くにいた岩崎、高橋らも熱視線。1メートル88、101キロの巨体から繰り出すボールには、それだけ迫力があった。

 打席に高山、近本が入る場面もあり、カーブ、フォークも交えての53球。実戦もイメージしながら、キャンプイン前の最後の投球練習を充実の表情で終えた。

 「自分はどんどん打者に投げていきたいタイプ。いい練習ができたと思います」

 上武大では右肘のケガもあり、4年まで公式戦登板がなく、昨夏以降に急成長した。まだ伸び盛りの最速155キロ右腕。強力投手陣に割って入るべく、まずは存在感を示した。(山添 晴治)

 《ドラ8石井大 球児フォームで53球》
 阪神のドラフト8位・石井大(四国・高知)は、“球児フォーム”定着へ一歩前進だ。鳴尾浜と合わせて今年4度目のブルペン入りでシンカーなども交えて53球。藤川球児氏を参考に頭がブレない投げ方に取り組んでおり、「いいボールの確率が多かった。自分の感触と一致した部分が多かった」と振り返った。沖縄での2日間を終了。「昨日は高橋遥人さん、今日は馬場さんとやらしてもらって。キャッチボールから全然違いますし、強さとか。自分も求めてやっていきたい」と収穫は多かった。

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